ジェームズ・ガーナー

米オクラホマ州ノーマン出身。高校を退学し水着モデルなど様々な職に就き、朝鮮戦争に出兵した際には2度名誉戦傷章を与えられた。除隊後、帰国してオクラホマ大学に通ったが、友人のオファーでブロードウェイの舞台に立つようになり、TVドラマなどにも出演。ワーナーと契約を結び、56年にスクリーンデビュー。57年に始まったTVシリーズ「マーベリック」（～62）で一躍人気を博し、以降、映画「大脱走」（63）、「グラン・プリ」（66）、「墓石と決闘」（67）などで活躍。この頃にはレーシングチームを支援するなどモータースポーツファンとしても知られるようになった。その後、TVシリーズ「保安官ニコルス」（71～72）に主演したほか、自らスタントをこなした探偵ドラマ「ロックフォードの事件メモ」（74～80）はいちばんの代表作となった。85年の映画「マーフィのロマンス」（日本劇場未公開）ではアカデミー主演男優賞にノミネート。「マーベリック」が94年に映画化された際には、キーパーソンとして出演した。00年代に入ってからは、映画「スペース・カウボーイ」（00）や「きみに読む物語」（04）などに出演。14年7月19日、心臓発作のため86歳で死去した。