野ゆき山ゆき海べゆき
プロット
日本
10月04日 1986 台灣上映
みゆき
プロット
日本
09月16日 1983 台灣上映
天使のゆびさき
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
お嫁にゆきます
プロット
日本
07月22日 1978 台灣上映
ピューと吹く!ジャガー いま、吹きにゆきます
プロット
日本
01月01日 2009 台灣上映
堕ちてゆく女
プロット
フランス
04月03日 1998 台灣上映
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ゆきゆきて、神軍評論(20)
DVDは発売しているそうです、覚悟して、でも是非、観てください。
奥崎謙三
そのあまりにも凄すぎる行動の数々は、時には彼なりの“計算”が見え隠れするのだが、カメラはそれさえも敢えて余すところなく映し取る。
《戦争責任》は一体誰にあるのか?
それを明らかにする為にはどんな行動をもいとわない。
作品の中で、食人事件を自身で追求しながらも、その強烈な個性から印象が薄まってしまっているマイナス面もあるが、様々な問題点をも含め、全ては“俺が正す”とゆうとてつもないパワーに代えてしまう程に、類を見ない《怪物》がここに居る。
人を殺した人はこのように喋るのか、と思うから、動いているだけで、新鮮だ。
2人の射殺現場について、ミカンを人に見立てて位置関係を確認する。
自分の妻と知り合いを、殺された兵士の親族と偽り、加害者に謝らせる。
声を出して笑わずにはいられない。
喜劇だ。整理がつかない。
面白かった。
狂気じみたアナーキストと見下してしまったらそれまでだが、
この圧倒的なグロテスク感に思いきりエンターテインメント
を感じてしまった自分は何なのだろうと思ったくらい超感覚。
彼の行き過ぎた言動を由とはしないけれど自身の持つ正義を
何が何でも押し通そうとする熱血魂は見上げたもので、今時
誰がここまでやり通せるものだろうかと驚いてしまう。彼が
例えば明らかにカメラを意識したうえで演技していたのだと
したらかなりの演技派といえるし、あのままの男だとしたら
(こっちが正解だろうが)危険極まりない発狂型コメディアン
として映像化されていて大成功といえる。ともあれ、真相は
明らかになればなるほどさらにグロテスクで吐き気がするが、
この事実を声にして戦争を認識させる過程に意味を持つ作品。