1970年に開催された大阪万博のシンボルとして芸術家の岡本太郎が制作し、万博終了後も大阪のシンボルとして愛され続け、2018年3月には48年ぶりに内部の一般常時公開も始まった巨大モニュメント「太陽の塔」のドキュメンタリー。日本中が高度経済成長に沸く中で、「人類の進歩と調和」をテーマに掲げて開催された大阪万博。岡本太郎は、異彩を放つ約70メートルの塔にどんな思いを込め、何と戦い作り上げたのか。当時、岡本太郎の周辺で太陽の塔の事業に関わっていた人びとの証言、さまざまな分野の専門家やアーティスト、クリエイターのインタビューなどによって、岡本太郎からの、そして太陽の塔からのメッセージを検証していく。監督は安室奈美恵、AKB48、Mr.ChildrenのMVや数々のCMを手がけ、公募によって選ばれた映像ディレクターの関根光才。
太陽の塔評論(14)
反戦運動したら良いと思ってるのか?ちょっと後半から腹が立った。舐めて映画見せてるとしか思えない。
太陽の塔をしっかり考察してから作れ!
アイヌがずっと行ってきた熊の儀式や福島原発のくだりは生命に対する畏敬の念を伝えたいのだと思います。生物にとって生命は絶対的な存在であるから、病気になったり生命を脅かす様な事は取り除くべきことなんですよね。生命の存在がなければ、芸術も技術も何も生まれないのですから。
また、映像的には引き付けられる部分があります。
哲学教授や美術研究家など様々な分野の専門家やアーティスト、クリエイターが、それぞれが「太陽の塔」のルーツや目指す未来などについて、分析したことを話す、インタビューフィルムでした。
リアルタイムで万博に行った世代や、岡本太郎氏の教え子世代が多く登場。
対になる「明日の神話」に踏み込んで、万博では原爆の悲惨さを展示したスペースがあったことを足掛かりに、311における原発事故にまで話は及びます。
太郎の遺した書籍やインタビュー集、テレビや映画の出演映像からの引用もあり。
自発的隷属を好み、自ら相互監視や規制推進をしてしまう日本人の民族性を太郎は否定的に見ていた云々… といった内容には「うん、そうだね」と思いもしたが…
反原発を筆頭に、『こう思ってたに違いない』って結論をくっつける部分に、「死んだ人を自分たちの考えに利用すんなよ」と反発したり、眠くなったり。
目新しさはないが、今の時代になぜこの映画を作ったかはわかったような気がしました。
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最初らへんの大阪万博から太陽の塔についての説明までは良かった。そっから岡本太郎のことについて原発のことに繋げたのもまぁ面白かった。
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その後だよ、熊なんとかさんの話出てきた瞬間もう興味が薄れた。ついでにトイレも行きたくなってお腹も空いてきて睡魔も襲って、、終わった頃にはこの映画結局なんだったっけ??状態。
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まぁ余談ですが、大阪万博の時はまだ生まれてなかったですが、愛・地球博の時は家の近くだったこともあってほぼ毎日行ってたから、今度は愛・地球博についての映画を作って欲しいって思った(笑).
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小学生の時に見たあれはあんなメッセージがあったのか!なんて面白いじゃん?.
岡本太郎についての知識はほとんどない状態で見に行ったので、彼の生い立ちや思想、太陽の塔が出来る経緯について知ることができてそれも良かった。
ただ、途中から3.11の話題になり、無理やり岡本太郎は反原発だったかのような拡大解釈をしようとする知識人?の話には正直萎えた。
変に政治の話を持ち出さなければ文句なしにいい映画だったと思う。