ひろしま

7.6/10
共23評論
類型   プロット
時長   109分
語言   日本語
地區   日本
台灣上映   10月07日 1953
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ひろしま劇情

長田新編「原爆の子」より、「雲ながるる果てに」の八木保太郎の書卸したシナリオの映画化で、日教組プロの製作になる。「混血児」の関川秀雄が監督し、「村八分」の宮島義勇が撮影している。音楽は、「玄海の鰐」の伊福部昭。出演者は「死の追跡」の岡田英次、神田隆、「旅路(1953)」の月丘夢路、「雲ながるる果てに」の山田五十鈴のほかに、河原崎しづ江、町田いさ子等前進座、東京映画俳優協会、劇団虹の橋等から多数出演している。

ひろしま演員

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ひろしま評論(18)

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この映画が、まだ戦争の傷跡が生々しく残る1953年の広島で、多くの被爆者を含む広島市民の協力のもと作られたということ。それだけで本当に価値のある映画だと思う。
残念ながら(戦後間もない時期、未だアメリカの大きな影響のもとにあった日本ではある意味当然予想できたことだけど)、公開当時に全国の映画館で上映はできなかったとのこと。でも、永い年月を経て改めてこの映画にスポットがあてられたこと、何よりこうした映画が作られ残されていたこと、それが本当に良かったと思う。
内容は言わずもがな。被爆者たちが本当に見たであろう光景が残されている。
そういう意味で、ある種の記録映画と言えるんじゃないかなと思う。
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まだ自衛隊が警察予備隊だった時代と原爆投下の瞬間の映画。原爆投下の瞬間はまるで地獄絵図で、白黒なのでまだ見られる映像。こんな映画が日本にもあるのに感心した。是非アメリカ人にも見てもらいたい映画。特に最近は小型化した使える核爆弾の開発をしているらしいが、アメリカは明らかに間違っていると思う。日本人はたくましい。産業奨励館を原爆ドームとして残している。
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前知識なしで鑑賞。
‪まだ平和公園になっていない街の姿。原爆投下直後の凄惨な現場。他の映画では見せたことのない、隠されている景色。アニメこの世界の片隅にで知ってる街の名前、すがた。孤児となった兄と妹。この世界の片隅にのマンガ原作ですずさんの実家に居てスミマセン、スミマセンと言っていた兄弟を思い出す。こと切れた母の横でなく少女。ヨーコちゃんの名前も聞いた。‬
‪ 日教組制作の映画と最初の画面に出で一瞬驚くが、当時の日本の周辺を鑑みて、核の恐ろしさと2度とあのような悲惨なことを繰り返したくないという広島市民の声が聞こえるような映画でした。‬
‪最後の原爆ドームへ続く人の波のシーン。老若男女凄い数の人の列に広島市民のこの映画に対する思いがわかるような気がします。
朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた年の映画です。市民の間には再び世界大戦が始まるのではという不安、しかも今度は核戦争になるのではという思いがあったことと思います。もう2度とゴメンだと思う市民の声が聞こえる映画だと思いました。
音楽が、翌年ゴジラの音楽を生み出す伊福部氏というのも初めて知りました。
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昭和20年(1945)8月6日午前8時15分、
一発の原子爆弾が広島に落とされました。

私は原爆投下を仕方なかったという言葉に強い悲しみを感じてきました。この映画で表現されていたように(あえて再現とはいいません。映画は作り手の感情が入るものだと考えているからです)一瞬にして地獄を作り出す原爆を許せません。

映画の中で幼い子どもが母を呼び、探します。私の母の姉は学校の校庭で被爆し、3日後「お母さん」と言いながら、母親に会えないまま避難先で死にました。伝え聞いたことが映画と重なりました。

私は核兵器を持つ国があるのが恐ろしくてなりません。「ひろしま」を観て、核を持った国が強いという現実をどうしたらいいのか分からないという気持ちがさらに大きくなりました。

核兵器の恐ろしさを伝える映画として多くの人に観てもらいたいと思います。
70年草木も生えないと言われたひろしまに、希望の大根の芽が出ました。人間には希望という力があることを信じたいと感じる映画でした。
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苦しい。
観ていてこんなに息苦しくなった映画は、自己鑑賞歴にはないかも知れません。。

終戦を10才以下で迎えた高校生達の中でも、
1945年8月6日の「ピカ」を経験した者とそうでない者で、既に原爆に対する認識に違いが出ていた。経験した生徒達を、「ピカドン組」と呼ぶ生徒。いつ発症するか分からない原爆症への不安を口にすれば、原爆に甘えている、などと笑われてしまう。戦後は皆が苦しかったということでしょうか、原爆投下から7年余りで、被爆が既に他人事のようになりつつあったことに驚きました。

なぜ自分達の頭上にピカは落ちて来たのか。ある生徒が答えとして朗読するのが、『僕らはごめんだ 東西ドイツの青年からの手紙』。著者の篠原正瑛は終戦をドイツで迎えた人らしい。日本に原爆が投下されたのは、有色人種だからだよ、つまりモルモット実験だ、白色人種に属する自分だから本能的、直感的によく分かるのだ、というドイツ青年の言葉が、原爆症で療養中の同級生の前で淡々と読み上げられます…。
「(白人だから)本能的、直感的にはっきりと理解できる」とはゾッとしました。それは祖父母から聞いていた通りの動機でした。人種差別は後天的に獲得してしまうものではなく、もう「本能」なのかと。それはもう、(白人以外も含む)人間に定められた「本能」なのかと。黒人を対象とした人体実験が1972年まで明るみに出なかったアメリカだもの。今頃始まったBLMのその先なんて、夢のまた夢なのだな…と。

8月5日、いつもの日常から描かれる広島。
そして当日。
強烈な閃光に包まれる。
その瞬間から始まった地獄。

あの日を知る約88500名の方々が再現することで、唯一無二の映像が完成しています。
他の誰が製作しようとも、それは真似になってしまう。真似でも伝えないよりはずっとずっとマシかも知れない。しかしあの日の人々を通して、あの日を「見る」ことが出来るのは本作だけなのではないでしょうか?

ようやく探し出した息子が既に天に召されたと知っても、冷静に「間に合わなかったな…」と呟く父親。おんぶは久しぶりだと、泣き崩れることもなく亡骸を背負って去って行く。こちらが泣けてきます。。

少しずつ復興していく広島。
教会が次々と建設されて鳴り響く平和の鐘。
建築中の教会を見上げて立ち去るカップル。
平和大橋を仲良く歩く米兵と女性達。
記念碑の前で満面の笑みを浮かべて記念撮影する兵士姿の外国人男性と女性達。
原爆ドーム周辺の瓦礫の山を、カメラを首から下げて楽しそうに歩く外国人観光客。
非難ではなくて…、何なのだろうか、この薄ら漂ってくる違和感は…。これは、見かけ上の平和、うわべだけの平和なのだろうか。

宮島での土産物店に陳列する頭蓋骨の置物を覚えていたのか、本物の頭蓋骨を掘り出して「ハロー」向けのピカドン土産にしようとする幸夫。骨に付けたメッセージは痛烈に自虐的な皮肉。
“The first and greatest honor in the history of human shine on this head 6 August 1945”
もう言葉が出ない。

一部の米兵が日本人/兵の頭蓋骨を土産にしていたというのは事実だそうで、1944年5月発行のLIFEの表紙を飾りました…。ちなみにドイツ兵の頭蓋骨が土産物になることはなかったと。。

何の恨みもない人間同士が、1人でも多くの「敵」を殺さなければならない戦争。何の罪もない民間人まで非人道的な悲劇に遭う戦争。
終戦後も、苦難は終わらない。
平和になったと幾ら言われても、再び戦争が起こるのではないかと不安は尽きない。
ひとつの決断は、何千万人もの人間の一生を変えてしまう。

エンディングが舞台風で、音楽と共に迫るものがあります。

とあるシーンでは録音マイクが映り込んでいますが、ある意味それも貴重に感じました。
古い映像特有のちらつきが、まるで放射能による感光のような効果を出しています。
大谷参謀役は河村弘ニでしょうか。軍人らしさ丸出しの存在感がありました。

“Hiroshima Mon Amour” (「二十四時間の情事」)で出て来た壮絶なシーンは本作のものだったと知りました。

サーロー節子さんのノーベル平和賞スピーチを翌日のニュース番組で取り上げなかったNHKの姿勢は、長崎の投下後もなお、「市民生活」より「民心安定」と戦意高揚を優先し、原爆の真実を国民から隠そうとする軍部や、当時アメリカや日本政府の顔色を伺って全国配給を拒否した会社に通じるものがあります。

窓ガラスに気付かず、外へ出ようともがく蛾。
それは見えない壁で囲われている国民なのか。
それとも権力を盲信する組織なのか。

しかし、科学者の予測に反して、大根は芽吹いたのだ!

世界に発信する前に、日本人によく分かってもらいたいという「ひろしま」の皆さんの固い決意により、本作を製作して下さり誠にありがとうございます。
観賞しなければ、知ることの出来なかった沢山のこと。想像もつかなかった数々の惨苦。
よって感想もだいぶ脱線してしまいました。。観ただけでこんなに苦しいのだもの、映画以外で味わなければならない世界になんて決してしてはいけない。いや、希望者や核賛成派にVRで体験させても良いのかも知れない。

あの日からわずか7年後に製作を開始した本作。とにかく、この映画は世界中でもっと上映して、後世に残さなければなりません。