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男たちの大和 YAMATO評論(20)
当時は食い物も無く仕事も無く、農家の次男、三男となると分けてもらえる農地も無く兵隊になれば白い米が食べられる……とそれだけで徴兵に応じる人も少なくなかったらしい。
映画では人力で砲弾運んでるのを見たら、無理な戦闘で命を消費しながら根性だけで戦争しているのがよくわかる。
あの異様な空気を持つ社会を現在で見直すと異常であると思うがあの時代は逆らえば、親族にも影響があり選択の自由など無い。そうやって戦後生き残った人々は心に罪を持ち、亡くなった方たちを英霊と持ち上げて誤魔化しているように思ってしまった。死んでから褒めようが彼等は帰ってこない。
空の箱を渡された家族はどう思っただろうか?
私には自分達の身代わりに死んでくれたとしか思えない。
戦後70年経ち、守られた筈の遺族と遺族会への参加者が激減している。
命を盾に家族を守ろうとした英霊が守ったのは何だったのか?考えてしまった。
大和という巨大戦艦が登場しながら、描かれる中心は艦内の下士官と兵士たちで、戦争における戦術が細かく取り上げられるわけではない。戦闘艦としての大和のこともそれほど描写されないしこれならば別に大和である必然性はないような気もするが、名もなき一般兵士と彼らに密接な一般市民という目線で戦争を描くのはありだと思う。当時の人々の市井での生活や戦争に対する心構えや軍隊での日常、そして実戦を経験して死に直面し終戦を迎えた辛苦は表現されていた。平和な時代を生きられて幸せだとつくづく思う。
しかし作品の冒頭、鹿児島から船を借りようとする場面、あまりに状況を説明しようとしすぎる科白や演出にはかなり白けた。これはもうちょっと何とかならないものか。だが過去の話から現代に再び帰ってきた最後のほうは、それまでの経過を踏まえて良いと思えた。
大和の実物大模型を尾道の造船所に製作した美術は大掛かりだが、作り込みは必ずしも最高とは言えないし、戦闘場面を中心にCGはまだまだ。努力は認めるが、作り物感が滲み出てしまう。でもこの映画は戦闘の迫力に重点を置いているのではないだろうから、こんなものだろうと割り切った。実は尾道までこの大和の模型を見学に行ったのだが、出来の質感はともかくとして大和の大きさを漠然と捉え実感するにはいい体験だった。
戦艦と呼ばれた船に乗っていた男たちの話。
闘うしかなかった
前に進むことしか出来なかった時代
そんな時代で男たちが見たものを、一瞬ですが垣間見た気がします
戦後70年という月日が経ちましたが、この作品を見て胸を熱くしている同志も多いのではないだろうか。
そんな私たち、現在の日本人にも大和魂は少なくとも備わっていると感じる事ができ嬉しく思う
強く、優しく、慎ましく
後世にこの男たちの想いを伝えていきたいと私は感じた。
【2015.10.4鑑賞】
「北緯三十度四三分、東経一二八度四分へ行きたいのです」と船頭を探す内田真貴子。偶然彼女を乗せた漁師神尾は、彼女が内田二等兵の娘であると気づく。こうして映画『男たちの大和』は『タイタニック』のような構成で展開する。登場人物がかなり多いが、中心となるのは海軍特別年少兵・神尾(松山ケンイチ)の視点。海軍に憧れ、純粋に日本を守りたい一心で15歳の若さで志願するのだった・・・
この映画は不思議なことに右からも左からも色々とケチをつけられ、賛否両論になりそうな予感もする。また、アジア諸国からは「軍国主義復活」だとか「戦争美化」「日本人だけが被害者」「侵略の事実を隠蔽」などといった非難を浴びる可能性だってあるのです。だけど、この映画のとらえ方は人それぞれ。一貫して訴えているのは「戦争の悲惨さ」であることは疑いの余地もないのですが、「日本を守って死んでいった人たちを・・・」というエンドロール後のテロップに違和感が残ります。
佐藤純彌監督作品を劇場で初めて観たのは『人間の証明』。『新幹線大爆破』や『野性の証明』は大好きです。アドレナリンを大量放出させるような、ある種のハチャメチャぶりが非常に面白い。そのハチャメチャさが極度に現れ、大駄作になってしまったのが『北京原人 Who are you?』だ。北京原人で監督生命を絶たれたかと危惧されたが、旧友角川春樹に誘われて再起をかけたのだろうと想像できます。監督デビュー作が『陸軍残酷物語』で軍部批判の色が濃いものだったらしいし(未見)、『野性の証明』では自衛隊批判を暗に訴えてるし、『未完の対局』でも日本軍の恥部を描いていた。そうした作品群からすると、今作で戦争美化なんてするはずがない人なのです。ただ、日本の現代の風潮や東映の方針(特に宣伝)によって、色んな解釈ができる映画となったような気がします。
ストーリーは、大和の乗組員の悲運とその家族の切なる願いを対照的に描き、反戦メッセージのみならず、「生きることの尊さ」をも訴え、生き残った者が背負った「生きることの意味」という重い命題を真摯に描いています。そして、沈没に至る最後の決戦では、残虐なまでに血飛沫が舞い、重厚な効果音によって臨場感たっぷりに戦争の恐怖を味わうことができました。もちろん泣いてしまいました。白石加代子、余貴美子、蒼井優の3人にやられました。こうなったら、蒼井優のために生きてゆきます・・・
尚、今回の試写会は舞台挨拶付き!佐藤監督、山田純大、松山ケンイチ、渡辺大の4人。素敵なメッセージ、ありがとうございました。
〈2005年12月試写会にて〉