チャトズ・ランド
プロット
アメリカ
06月24日 1972 台灣上映
ノー・エスケイプ
プロット
アメリカ
02月25日 1995 台灣上映
ラ・ラ・ランド
プロット
アメリカ
02月24日 2017 台灣上映
ランド・オブ・プレンティ
プロット
アメリカ・ドイツ合作
10月22日 2005 台灣上映
プロミスト・ランド(1987)
プロット
アメリカ
05月20日 1989 台灣上映
ノー・グッド・シングス
プロット
アメリカ
03月08日 2003 台灣上映
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ノー・マンズ・ランド評論(13)
戦争の当事者もバカばっかりで、周りで人道支援をしようとしている者たちも結局は何の助けにもなっていない。ましてや死体に群がるハゲタカがいっぱい居て、負の連鎖が永遠と続いていく…
こんな面白い映画が出来てしまうわけだから、戦争っていうのはホントいい金づるなんだなーと─。
観方によってはすごく面白い脚本なのだろうけれど、兵士の迂闊さとでもいうか浅はかさが緊張感を削いで引き込まれなかった。自分に殺意を抱く者に対する時の警戒心がなさ過ぎるでしょう。そりゃナイフで刺されるわ。銃もそこらに転がっていすぎ。戦場にいる人間がこんなに意識が低いとは到底思えない。
変に実際の紛争が絡むから楽しい脚本も楽しめない。ラストの引きの画なんて、だからなに?って感じでしょう。
ちょっと中途半端なユーモアで寸止めされたような感じ、もっとぐいぐい押してよい素材をなんだかフワッと描かれた感じで残念でした。
「戦争って何でするの?」と聞かれてまともに答えられる人は多くないかもしれません。私もその一人です。民族が違うからとか歴史的にとかお金儲けするためとか。
この作品はボスニア紛争が舞台となっています。しかし、作品としては歴史や場所や背景を問うものではありません。世界中で日常的に行われている「戦争」が普遍的であるという作りになっています。
だから、登場人物も決して特別な人間ではなく、特別な人間としても描かれていません。
敵同士のチキとニノは、何故戦っているのかも分からないごく普通の人として、地雷の上に横たわるだけのツェラは手も足も出ない動けない弱者として、国防軍の指揮官は無責任な支配層として、その部下は良心はあるけど上層部の指示決定に忠実な従う人間として、そしてマスコミはネタを探しているだけの傍観者としてこの戦争に関わります。
最終的にチキとニノは死に、ツェラは「助ける手立てがない」と国防軍に地雷の上に置きざりにされます。私達が戦争で死んでいく人を見てみぬふりするのとまるで同じ。
「ノーマンズ・ランド」は鏡の様に戦争や社会の縮図を写しだした恐ろしいほど凄い映画です。
「何で戦争は無くならない?」
こう問いかけられた場合、この作品を観たから答えられることがあります。
私もまた一人の「傍観者」として存在しているのではないか。本当は動けないツェラと同じ運命にあるのに。そして、ほとんどの人もまた、ツェラではなく「傍観者」として存在しているのではないか。ツェラはそう、映画上の人物だと思っているから。
「殺戮に直面したら傍観も加勢と同じ」