ベルトルッチの『暗殺のオペラ』ってきたのだが、その前にリチャードビーンの『THE BIG FELLAH』でソレこそ「英雄と裏切りのテーマ」を予習していたゆえか「衝撃の真実!」に成り得なかったのはちょっと物悲しいと言うか、いつもながら食べ合わせが悪かった時の消化不良という感じである。この手の話にはスパイや密告や暗殺、処刑はつきものであり、何度となくボルヘスのテーマは繰り返されるのだろうと思う。結果的に英雄として死ぬことができたアトスではあるが、アトスが英雄たり得るにはファシズム(ムッソリーニ はファシズムの原理をイタリア人の深層から引き出しただけと豪語し、そのためにムッソリーニ そのものは必要ない)と言う存在が必要とされるのであり、ファシズムが歴史の牢獄に幽閉されたからには、忘れられた町の草むらの中に一時の夢のように忘れ去られるしかない。
暗殺のオペラ評論(9)
虫の音
早口で大きな声のイタリア人
美しい風景
ストーリーの感想は人それぞれ💦💦💦
違う世界を観れた。
呼んだのは父の愛人だったという女で、いまだにわからない犯人を突き止めて欲しいとのこと。
父の仲間だった三人やファシストだった大地主らと会うがはっきりしない。
ベルトリッチ監督作品で映像が素晴らしく、観ていて飽きない。