ノット・ア・ガール
プロット
アメリカ
05月18日 2002 台灣上映
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プロット
イギリス
10月22日 2021 台灣上映
ガール!ガール!ガール!
プロット
アメリカ
04月25日 1963 台灣上映
ロンゲスト・ライド
プロット
アメリカ
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アメリカ
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プロット
アメリカ
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ライド・ライク・ア・ガール評論(20)
騎手の世界での女性差別や落馬による大怪我と闘いながらオーストラリア競馬の頂点メルボルンカップ出場を目指す、騎手一家の末娘ミシェル・ペイン。家族のほとんどが騎手という環境は恵まれているようにも見えるが、時に命の危険も伴う勝負の世界はやはり厳しい。
実話ベースの物語なので結末は分かってはいるが、それでも細やかに描かれた父娘関係の揺れ動きに涙し、兄スティービーとの絆に心を温められ、馬場の草いきれを感じるような迫力ある出走シーンでは固唾を飲んで彼女を応援してしまう。
オープニングの幼少期のシーンやクライマックスのレースシーンは実際の映像が巧みに織り交ぜられている。解像度でそれと分かるものの、雰囲気がシームレスで違和感がない。また、ダウン症の兄スティービーはミシェルの本当の兄が演じている。あまりに自然な演技だったので、鑑賞後にそのことを知って驚いた。
ダウン症の俳優が主要な役を演じる映画はいくつかある。「八日目」などの名作も多い。それらの多くはダウン症という個性が物語の要素の中心に据えられ、感動のフックになっている印象がある。
だが本作はダウン症についてさほどクローズアップすることなく、他のきょうだいや競馬関係者等と同じ主人公を囲む人々の一人として自然にそこにいる、という描かれ方で、それがとても新鮮でフェアなものに感じられた。スティービーの性格の魅力がミシェルとの折々の短い会話に滲んでいて、心が癒される。彼が厩舎員となり、ミシェルのそばに居続けるのを見てこちらまで安心した。
また、サム・ニールが演じる娘の怪我を案じる元騎手の父は温かく、かつ物語の屋台骨のような存在感だ。彼がミシェルに授ける騎手としての心構えは、そのまま人生訓にも通じるものがあって心にしみた。
ミシェルは慣習化された性差別に直截に反旗を翻すのではなく、実力と結果を見せることで乗り越えた。男女問わず自分を磨くことで何かの壁を越えようとする全ての人を励ましてくれる、そんな作品。
女性として初めてメルボルンカップを制したミッシェル・ペインの半生を描いているが、少しよくわからないところがあった。
落馬して頭部を大怪我した後に突然戦績が流れたのだが、見逃したのかもしれないが、7度の落馬というところで混乱した。
7度目の落馬があの大怪我だったのか、その後の落馬も含めてのことなのか、うまくつながらなかった。(英語版Wikiを見るに後者っぽいが)
上記の点も含めて、大怪我の後のリハビリシーンはもう少し丁寧に描いてほしかったかな。
ところで「忍耐」が大事と作中で何度も触れられてるけど、彼女、抑えが効かないタイプだよね。
レース中に限った話かな。
人生の全てを競馬界のトップ、メルボルンカップへの出場と優勝に掛け、7回もの落馬で全身に大怪我を負い、生死をさまよい満身創痍になりながらも不屈の精神で成し遂げようとする、主人公ミシェルの、その強い心の源は何なんだろう。レース中のジョッキー目線のリアリティある映像も、あのスピードの中で馬同士の距離も近く、とても怖かった。落馬の怪我からその恐怖にどう打ち勝ったのだろうか…
そんなストイック過ぎる女性ジョッキーの話しですが、ギスギスすることなく温かさを感じたのはミシェルを愛する父とたくさんの兄姉、取り巻く人達の存在でした。
そしてミシェルの偉業とともに驚いたのは、ダウン症の兄スティーヴィー(なんと本人出演!)が馬の扱い方を見染められ厩務員を任されたこと!いずれそれがきっかけとなり、ミシェルがその馬に出会い、共にメルボルンカップに出場するまでになるのですが、その厩務員を任せた調教師の方も本当に素晴らしいと思いました。ダウン症とかでなく、スティーヴィー個人の能力を認めて厩務員にしたのですから!
またラストシーンがとても素敵でした!あんな偉業を成し遂げた後、ミシェルがスティーヴィーと向かったのは、父の牧場。夕陽に向かう父と娘の幸せそうな後ろ姿。忘れられない美しい光景でした。ああ、これは家族の物語なんだなと強く感じました。
とても幸せになる作品でした。
なかなか競走馬のお世話する側から騎手になるのは日本では難しいので、こんなファミリーストーリーは生まれにくいと思いました。すごい家族でした。お父さん役のサム・ニールがよかったです。
主演のテリーサ・パーマーや調教師役の彼はオーストラリア出身。
『ザ・ピーナッツ・バター・ファルコン』のザック少年といい、『タロウのバカ』の愛子ちゃんといい、最近ダウン症の子をそのまま出演させる映画が多くなってきました。この映画ではミシェルの兄スティービーが本人役として見事な演技をしていました。何が一番良かったって、彼の存在が全て!
馬の気持ちまでもがスティービーに伝わってくるような馬プリンス・オブ・ペンザンス。ミシェルとしても彼が言うなら本物と感じたのでしょうか、最終的にはその馬で栄光を勝ち取ります。スティービーの素晴らしさは、父パディとの確執にも表れ、姉の結婚式スピーチで調教師に弟子入りしたことを褒めたたえたりしています。
女性騎手蔑視といったメッセージやサクセス・ストーリーの実話とはいえ、微笑ましいエピソードが満載。ミシェルのスペルは・・・といったところで、思わず『コンフィデンスマンJPプリンセス編』と被ったりしますが、フランス人の有名女性騎手もミカエル・ミシェルという名です。こうなってくると、ミシェルと名づけられたら騎手になるしかない!
姉ブリジットの死やミシェル自身の落馬での大怪我。リハビリシーンもあっさり気味だったし、その後の戦績も唐突すぎなどと、もうちょっと日本人の大好きなスポコン的なものを丁寧に描いてほしかったなぁ。また、減量のために車を運転するというのもどうかと・・・実話かもしれんが・・・