50% 想看,共 131
評論 | 分享
ポチの告白 プロット 日本 01月24日 2009 台灣上映
仮面の告白 プロット オーストラリア 05月17日 1991 台灣上映
警視の告白 プロット イタリア 11月11日 1971 台灣上映
コンフェッション 友の告白 プロット 韓国 08月01日 2015 台灣上映
白夜のタンゴ プロット ドイツ・フィンランド・アルゼンチン合作 11月22日 2014 台灣上映
告白(1981) プロット アメリカ 02月20日 1982 台灣上映
深夜の告白評論(7)
事で、よりイマジネーションが膨らんだ。
無駄のない会話劇に魅力を感じた。
終盤、女性が密談の為にスーパーを訪れた
場面で、車を降りた女性の後ろを通過した
男性が、娘の恋人役の俳優さんと激似 👀
通行人としても出演??
NHKBSを録画にて鑑賞
というかビリー・ワイルダー監督作品に外れ無しです
脚本がまず面白い
撮影も雰囲気が有って気品まであります
タイトルバックの松葉杖の男を逆光でシルエットで写すその映像でもうこれは面白いぞ!と分かります
台詞がスクリューボールコメディばりに応酬されるキーズとの会話はお見事
エドワード・G・ロビンソンは素晴らしい俳優で、彼の出演作品を追いかけたくなりました
社長が上着を着てないと彼に文句を言うと、礼服が必要とは知りませんでしたと口ごたえしたり、部屋から出てきたらタキシードが要るなとか吹き出しそうです
しかし、喜劇風味はそれくらい
あとは徹底してフィルムノワールとファムファタルの世界です
スイカズラの花言葉は「愛の絆」
誰との絆?
ファムファタルたるフィリスではもちろんない
それはキーズだったと思います
キーズの安物の葉巻にウォルターはいつも火を付けてやる側です
もちろん会社の立場は彼が上です
それでも、彼とは仕事で互いに認めあって、尊敬し信頼し友情を感じている強い絆があったのです
だから彼は冒頭で会社に戻り告白をするのです
それはまるで愛の告白のようです
そしてラストシーンでのキーズの胸に抱かれて彼の最期の一服は、キーズが初めて彼に火を付けてやるのです
愛の絆だったと思います
フィリス役の悪女ぶりは凄い演技力で、目の色だけで背筋が凍りました
ザケッティとウォルターを互いに憎しみ合わせて、殺し合いをさせる目論見であったはずですが、結局不発に終わります
最終的にはどちらか生き残った方を、自分が殺す算段だったのでしょう
スーパーで落ち合う際に、彼女が店に入った直後にザケッティが通り過ぎます
フイリスがなにかしら理由をつけて彼を呼びだして、スーパーでウォルターと落ち合っているのをわざと見せる作戦だったのも知れません
しかし不発に終わったのでしょう
犯罪の綻びは、ウォルターの完全犯罪だけでなく
フイリスの犯罪にも綻びが生じていたのです
彼女の殺人計画はこのスーパーのところから綻び始めていたわけです
キーズの言うように、犯罪は二人でやると、二倍安全でなく、二倍危険だったのです
倍額補償特約という原題は、じつはこれに掛かっていたのだと思います
グレンデール駅からパロアルトまでは、約500キロ
東京大阪間ぐらいの距離感です
いまでも鉄道が走っていて、調べると所用時間9時間とありました