スワロウテイル

色褪せない映画。
何故か今また見直したい衝動にかられ視聴。
リメイクして欲しい。

演技については語れない作品だが
空気感といい　美術といい　この後の邦画の
ある種　指針となったと思っている。

ラブレターに続く第二弾としての岩井俊二の世界

世界観は　こちらの方が断然好み。
(女子ウケするのかもしれない。ラブレターが男子ウケするのと対照的に)

今でも
オシャレ女子のインテリアやハンドメイド作品に
多く影響を与えている気がする。

Charaは　数回　娘とライブに行った事があるが
この時よりさらに　発声の巧さが際立ち
とても素敵なアーティスト さんであった。

劇場公開時鑑賞。子供に犯罪をさせるからR15指定になったと記憶している。岩井俊二というよりは小林武史絶頂期という印象。初々しさと肝が据わった貫禄両方を感じさせる伊藤歩。

21世期に生まれたある1人の少女は、岩井俊二の映画達に心を救われる。
彼は魔法使いで、夢の中の少女達に命を吹き込む。

貴方の作品の中でだけ、私は呼吸することかできる。

1996年にこの世紀末的な映画が作られたことがとても重要な気がする。今ではこの映画は作られない。すごくリアルかすごくファンタジーかアニメか、といった今の映画製作の流れでは作られない。1995年という日本にとって忘れられない時代の流れで発表された、リアルの先のファンタジーなこの映画を構想、そして実現できた岩井俊二監督の傑作と言える。