ファントム・ソルジャー
プロット
イタリア
03月25日 1989 台灣上映
ザ・ファントム(1996)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
パラダイス・ナウ
プロット
フランス・ドイツ・オランダ・パレスチナ合作
03月10日 2007 台灣上映
パラダイス・アーミー
プロット
アメリカ
01月23日 1982 台灣上映
ハワイアン・パラダイス
プロット
アメリカ
04月23日 1966 台灣上映
アーティフィシャル・パラダイス
プロット
ユーゴスラビア
04月20日 1991 台灣上映
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ファントム・オブ・パラダイス評論(12)
一曲丸々くらいで回す曲がどれもださい。いいのは唯一ウィンスローが声を失くしノイズ処理されたときの歌くらい。
歌姫にはカリスマ性が皆無。乱痴気騒ぎには面白みがあるが、短絡的なストーリーの運びに感じるのはノスタルジーだけ。
イントロがブラックサバスぽいエンディングとか激ダサ。ジムモリソンみたいな声のギター馬鹿はたしかに笑える。ただやっぱりはずかしい感じ。
フグは毒があるからこそ、人はその味覚の虜になってしまうのだろう。毒性の強いB級カルト映画もそれと一緒なのかもしれない。
その毒が見る者の脳を刺激し麻痺させてしまう。
全篇を彩るロック・ミュージックにも魅了されてしまった。
ウインスローはただひたすら素直な男だったんだろうなあ・・・。
自分の曲を奪われてもなお
フェニックスを愛しているがゆえに契約を結びひたすら曲を作曲していく。
しかしフェニックスからも
裏切られ散々な目にあうも最後にやっと愛を手に入れる。
エンドロールに流れる「死んだほうがマシ」というのがとてもマッチする。
この時代ならではのサイケデリックな映画。
最後の展開を考えるとフェニックスの名前の意味もまた面白い。
ただ独特なカメラワークや
表現方法などが少しわかりにくいのと好みが別れる。
しっかりとした演技に時間をかけるのではなく、展開をすごく説明的にして簡易化してっとり早く物語を進める。その分、劇中の音楽に時間をかけるし、そこは音楽劇だから当然なんだろう。
だがこの簡易化された単純な演出は、1975年制作という以上に古さを感じさせるし安っぽいしつまらない。登場人物の掘り下げも表面をなぞっているだけでは当然浅くなる。無茶苦茶な契約の話も出てくるし、基になった作品『オペラ座の怪人』がそもそも非現実的な話だから仕方ないが、こちらの作品も異なる物語なのに負けずに非現実的。舞台公演の部分は悪いわけではないが、全体としては安っぽいし稚拙な感じを受ける。
悪魔のシスターとかミッドナイトクロスとかレイジングケインとかを見てしまうともう見るのやめと思うのだが、これを見るとまた.探してみたくなる。
この映画がちょうどその紙一重のところで傑作か駄作かってことなんだけど、これは傑作になる。その紙一重みたいなところの面白さがブライアンデ・パルマの面白さなんだな。
この映画は手のメルヘンみたいになっていて、都合のよすぎるところは考えないでくださいねというタイプの脚本なのだがそれが見てるものによくわかるので納得して見れる。無駄なシーンが多いようで結構退屈したりもするんだけど全体としては上手く雰囲気がまとめられていて傑作に仕上がっている。脚本としては特に優れたシーンがありヒロインが特にヒロインが…というクライマックスに至る前のところが。結構こちらのえげつないハートをえぐられるところがありぐっとくるものがある。あのような1つのいいシーンがあるかないかでは映画の出来がほんとに変わってくるから面白いものだ。またクライマックスの部分は脚本があまり上手く書けていると言えないがカメラワークでうまくまとめている。といってもずいぶん落ち着かないカメラワークなのだが…クライマックスでこんな落ち着かないカメラワークをしても全体としてもうまくまとまってしまうからたいした監督術である。
結局この映画は最終的には優れた悲劇としてまとまっている。脚本を書くものとしては刺激がまとめるのはとても難しいと思うのだが、これは珍しい傑作。その点でも評価は高いんだ。