許されざる者(1992)
プロット
アメリカ
04月17日 1993 台灣上映
許されざる復讐
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレ
プロット
日本
09月01日 2023 台灣上映
征服されざる人々
プロット
アメリカ
03月20日 1951 台灣上映
見ざる聞かざる目撃者
プロット
アメリカ
04月07日 1990 台灣上映
招かれざる客
プロット
アメリカ
04月06日 1968 台灣上映
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許されざる者(1960)評論(3)
総合40点 ( ストーリー:30点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
アメリカ先住民が襲ってくるかもしれないというまだまだ開拓時代の不安定さと彼らに対する嫌悪感を残したテキサス。西部劇なのに舞台演劇のような仰々しい科白が飛び交う前振りがある。そしてその言葉の後で、オードリー・ヘプバーン演じるレイチェルがアメリカ先住民だという強引な展開が出てくる。顔つきがあまりに違うので、この展開をするのならば配役がおおいに問題があってどうにも感情移入できないし、この時点でかなり前提が破綻している。それならばせめて髪くらい真っ黒に染めてくればいいのに。わざわざ彼女を西部劇に出演させて、用意した役がこれというのはお粗末すぎる。交渉にやってきたカイオワ族を、話し合いもすることなくいきなり撃てと命令するバート・ランカスター演じる長男もどうしたものか。
そして襲撃され皆殺しにされたはずのに、レイチェルがさらわれたという十数年前の記録はいったいカイオワ族の誰がそんな余裕があって記したのだろうか。それから十数年たってからいきなり家まで押しかけてきて、今頃になって彼女をよこせといってくる。そんな圧倒的多数の彼らの攻撃がまたなんとも弱弱しいこと。そして部族間・兄妹間で殺しあうことになった結末もこんなのでいいのかなあと。迎えに来たのにいきなり攻撃されて、いいとこ無しのまるで完全なただのやられ役な彼らにも劇中で多少の同情があってもいい。
白人にとってまだ先住民が危険な存在であったという舞台上の時代背景と、まだ差別が根強かった制作年代上の舞台背景があったのは理解出来る。だが現代人とは価値観が違う。オードリーの唯一の西部劇出演作ということで、興味のある人は作品自体には期待せずに観ておいてもいいかなという程度。