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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式評論(17)
阿部寛と広末涼子の2人のお気楽で滑稽な演技で楽しめた。強調されたバブル時代の描写に、服装や技術進歩の時代の差の描写、そして当時活躍していた芸能人が出てきたりと、娯楽に徹した場面を散りばめてくれている。物語もくだらないし特に格闘場面には安っぽい演出も多いが、それも含めて最初からこのようなお気楽映画としてわざとそう作成されているのだろうから気にならなかった。
阿部さんの快演ぶりが、最高!。2007年ではくらーいおじさんだけど。1990年では「チャラ男」。この振り幅がツボりました。
去年流行った平野ノラさん、もしかしたらこの映画からインスパイアされた?ってくらい、バブルな風景が再現されてました。
バブル経験者も今は50代。友人と集まってワイワイ見ても、今でもOKな作品でした。
今、あなたには30億円てにはいるけど、
日本は韓国に飲み込まれることになる・・
・・という話がもしあるとするなら。
どうしますか><
タイムスリップものではいつの時代に戻るかが鍵だろう、バブルの時代なら覚えている世代も多い、「カノッサの屈辱」でディスコの歴史を解説したホイチョイのホームグラウンドでもある。原作は主人公が男だが広末、薬師丸の母子コンビにしたことで奇妙なキュートさが増している。コメディアンヌぶりも上々だがなんといっても阿部寛さんの真顔でおかしい雰囲気が最高だ。
それにしてもタイムマシンが何故洗濯機なのか悩ましい。
名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も企画段階では冷蔵庫案もあったらしい、子供が真似をすると危ないので没になった、本作でもエンドロールにコメントがある。
映画「神様メール」でも下界との秘密の通路はドラム式洗濯機だった、ドラムの回転する様をボーッとみていると催眠術にかかるのかしら、どこかへ通じる妄想に駆られるのも分かるような気もする。あるいは暗い過去を洗い流すため?、いや、そういえば始動前に洗剤をわざわざ入れていた、単にバブルへGOのひっかけだったのか・・。
陳腐な題で損をしているような気もするが過度な期待をもたせない分、本編の面白さが倍増したのかもしれませんね、大傑作でした。
気楽に見れてハッピーになれる。
音楽もいいー