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ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎の幽霊電車3D プロット 日本 10月03日 2009 台灣上映
龍の子太郎 プロット 日本 03月17日 1979 台灣上映
伊豆の佐太郎 プロット 日本 05月19日 1953 台灣上映
番場の忠太郎 プロット 日本 03月29日 1955 台灣上映
悪太郎 プロット アメリカ 04月23日 1977 台灣上映
ゲゲゲの女房 プロット 日本 11月20日 2010 台灣上映
ゲゲゲの鬼太郎評論(6)
連休中ということを差し引いても、地元のシネコンでこんなに人が入っているのは、見たことがありません。
ほとんどが親子連れか、中学生、高校生だったと思います。
この映画、かなりヒットしそうです。
内容も「どろろ」とかよりも、多少下の年齢向けのような感じですが、大人が見ても普通に楽しいです。
ストーリーも、テレビアニメで普通にやっている鬼太郎そのままで、昔見ていた大人が見ても、今見ている子供が見ても、問題なく入っていけます。
しかもそれを、CGやきぐるみを駆使して、楽しい絵に仕上げており、有名な俳優さんや女優さん、タレントさんなどが、妖怪役で次々と登場してくるのも楽しいです。
ただ、鬼太郎がウエンツさんでは、チョっと抵抗がありますが、女性も見るわけですから、ビジュアル的にやもおえないでしょう。
抜群によいというほどでもないけれど、十分に楽しめる、よい映画だと思います。
映画のストーリーとしては理解し難い部分も多く、大人が楽しむよりは子どもが鬼太郎の行動をどのように受け止めるのかという製作サイドの願いがあったのかもしれません。ネズミ男が妖怪石を盗んで換金した行為、小学生の健太が父親との約束のため妖怪石を秘匿し続けた行為、妖怪裁判で有罪判決を受けた鬼太郎と仲間たちがとった行為等々。大人の観点からすると、環境破壊や住民運動、バブル期を思い起こしてしまうテーマパーク建設のための地上げ行為、一方的な裁判制度、「憎しみは憎しみしか生まない」といった重要なテーマなど・・・ところがそれが上手く絡み合わないのが残念でした。
その他、健太と美香の父親(利重剛)が現総理大臣に見えてしょうがなかったこと。鬼太郎はあちこちで色んな約束をしてしまうけど、大丈夫なのか?と心配になってしまったこと。妖怪石を今日中に見つけなければ目玉おやじと砂かけ婆が釜茹での刑に処せられるのに、鬼太郎が健太を強引なやり方で石を奪おうとしなかったこと・・・これが重要なポイントになるのに、お子様たちにはどう映ったのでしょうね・・・
予告編でも見られたマトリックス風の目玉おやじや、一反木綿に乗ったときの疾走浮遊感、鬼太郎の家を取り囲んだ狐たちの特撮など、心地よいほどの映像もありました。もちろん一番の見所は鬼太郎の一瞬ハゲです。また、彼にはちゃんと両目がありましたので、彼の目が目玉おやじになったという噂はあっさりと払拭してしまいました。子どもにせがまれてしょうがなく鑑賞したお父さんには田中麗奈の太股と猫ダンスがオススメです。
夜は墓場で運動会
楽しいな
楽しいな
おばけは死なない
病気もなんにもなーい♩
と、歌っていたのにも関わらず、
目玉親父が「妖怪結膜炎」になっていたのを観て以来、もう何も信じられなくなった子供時代。
因みに、高校の時の私のあだ名は、鬼太郎です。髪が、ワンレンだったせいです。
えー!?
ちょっと、短絡的じゃね?こいつ、あだ名つけるセンスゼロじゃね?と、思ったその男子生徒が、現在の有吉です。
あ、嘘です。すみません。
が、中途半端に似せて来るより、思いきり振り切って鬼太郎=「ウエンツ瑛士」で、私は正解だったと思います。ウエンツが好きだからというのもあります。だって、可愛いもの。
あと、妖怪が好きです!なんかさー、朝起きたら、枕が足下に転がってたんだよね!これは妖怪「枕返し」のせいだ!とか考える、妄想癖な日本人が好き。いや、趣きがあります。
映画館で観ました。ええ、周りは子供(幼児)&その保護者でしたよ。一人で観に来てる、妙齢の女なんかいなかったっす。でも、子供って凄いですね!笑うべきところで絶対笑うし、鬼太郎ピンチの時には「頑張って!」と声援が飛ぶし、エンドロールが終わって、電気つくまでじーっと画面を見つめてる。だれーも席を立とうとしない。なんだか、おばちゃん、大事なことを教わりました。
ところが、これが意外によくデキている。ストーリーはオーソドックスだが、次から次と色んな俳優たちが変装して鬼太郎ワールドに遊びに来たようで愉しい。ウエンツ瑛士の鬼太郎もなかなかサマになっている。 ねずみ男の大泉洋も小憎らしくていい。
p.s. 漫画の実写は邦画に限る。ハリウッドが作ると、妙にかしこまっちゃって、まるで現実味がなくなる。漫画は、あり得ない世界でも、その世界に引きずり込む力がある。実写でも、その力を保てるかどうかが成功のカギ。