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火の壁 プロット 日本 12月15日 1959 台灣上映
火の馬 プロット ソ連 03月22日 1969 台灣上映
火星人メルカーノ プロット アルゼンチン 02月26日 2005 台灣上映
山の焚火 プロット スイス 02月22日 2020 台灣上映
海の花火 プロット 日本 10月25日 1951 台灣上映
花火の舞 プロット 日本 11月27日 1952 台灣上映
火宅の人評論(7)
俳優陣は圧巻としか…松坂慶子さんは本当にお美しいが芝居はどの作品も近いですね。ただ役割を全うされているのでやはりすごい。
もちろん単に緒形拳が九州弁で登場するからではありません
これほど男と女の心情のひだを繊細に撮れる監督だったのです
抒情的なシーンも美しく心を打ちました
無茶苦茶な男です
登場する女性は全て泣くシーンがあるのです
しかし観終わった時に残されているのは、主人公への共感と感動だったのです
男は無意識に自分にとっての理想の母を求めるものです
子供にとってではなく、自分にとっての理想の母を、実は女性に求めているものなのです
母とは、子供が何をしても無限に許してくれる存在なのです
そうして主人公に限らず男は誰しも母が消えて無くなるかもしれない不安を打ち消す為に、つい女性を試めしてしまうものなのです
次郎が日本脳炎に罹患した時、男は妻が子供に取られると確信し、彼女に逃げられる前に、自ら先に逃げ出したのです
というより無理にでも逃げるように仕向けたのです
戻ってきたならまた、逃げるように努力したのです
冒頭で語られた彼の子供の時代のトラウマがそうさせるのです
そして両親に見捨てられているのかも知れないと次郎がその病状の中で理解した時に起こした行動に彼はようやく自分が何をしていたのかに初めて思い至ったのです
次郎がやったことは自分がやっていることと同じなのです
そして石神井公園のラストシーン
いしだあゆみの演じる妻であり、同時に子供達の母は、自分を置いて決して消えない母だと彼が確信できたとき、この物語は完結するのです
私には物凄い共感があり、納得と得心のいく結末でした
彼が彼女から逃避しようと焦燥する不安は雲散霧消したのです
あなたが女性なら、この妻のような男の愛し方をできるのでしょうか?
あなたのなさること、わたし何でもわかるんです
そして笑顔
完敗だ、この女の深い愛にはもうかなわない
お釈迦様の手のひらから逃れられない孫悟空みたいなものだ
男に、心の奥の奥まで自分という女性に依存していたことを、本当に自分が愛していたのは誰なのかを心の底から、男に言葉でなく理解させたのです
その様な男の愛し方を、あなたはできますか?
自転車で走り去るいしだあゆみの笑顔の力は、それほどの、男の疑心を完膚なきまで破壊する力を持つものでした
映画「駅station」で彼女が冒頭の鉄道での別れのシーンで見せた笑顔のおどけた敬礼にも匹敵する破壊力でした
それほどの強烈な印象を残す素晴らしいラストシーンもそうないのではないでしょうか
なるほど日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の賞を総なめにするのも当然です
内容も、何もかもこの時代だから許されるというか、まぁ酷い主人公の作家先生。
ただ、仕事はして妻子を養っていた事だけは唯一フォロー出来る。
大抵の女性はこの妻の状況になれば耐えられないだろうし、今だったら浮気相手に慰謝料…となっているであろう。
原田美枝子、松坂慶子の美しいシーンは見どころの一つ。
この頃の映画では女優さんがヌードになるのは特に珍しい事ではなかったし、人気の第一線で活躍する女優さんも結構ヌードになっていた。
冒頭では壇ふみさんが出演されてました。
多少は脚色されたりはあるだろうがものすごい父親をみてきて当時はどうだったのか?と思いました。
この作家先生は生きたいように生き、見たくないものは見ずに逃げてしまう。
男がこうだからか女性の方は自分から決断していく。
なんだかんだで妻とは離婚はしない。
それは妻も同様。
うーん、よくわからない。
内容が内容なだけに美しい景色を見ているとなんかこの男の酷さを一瞬忘れそうになる。
木村さんが撮られていたのか、納得。
北のカナリアたちの時も素晴らしかった。
作家はモテるのか?
男性はこのように本能のまま生きてみたいと思うものなのか?
ダラダラ書いたもののこの作品は俳優陣でもっている映画。
この時、出演者が何歳かはわからないが今の役者さんでこの作品の色気をだすのは難しいかも。
でも一番に許せなかった、ムカついたのは松坂慶子さん演じた女性の義父(養父かな?)。
主人公の作家よりもコイツは許せなかった。