《ファーストラヴ》第159回直木賞を受賞した島本理生の同名サスペンス小説を北川景子主演、堤幸彦監督のメガホンで映画化。父親を殺害した容疑で女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせる中、事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、夫・我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねるが、二転三転する環菜の供述に翻弄されていた。
真実が歪められる中、由紀はどこか過去の自分と似た何かを感じ始めていた。由紀の過去を知る迦葉の存在、そして環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになる。
由紀役を北川が演じるほか、迦葉役を中村倫也、環菜役を芳根京子、我聞役を窪塚洋介がそれぞれ演じる。
瞳をとじて
プロット
スペイン
02月09日 台灣上映
Firebird ファイアバード
プロット
イギリス・エストニア合作
02月09日 台灣上映
テルマ&ルイーズ
プロット
アメリカ
02月16日 台灣上映
THE WILD 修羅の拳
プロット
韓国
02月16日 台灣上映
ネクスト・ゴール・ウィンズ
プロット
イギリス・アメリカ合作
02月23日 台灣上映
ホビッツベイ
プロット
ニュージーランド
02月23日 台灣上映
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ファーストラヴ評論(20)
予告がよく出来ているなぁという印象。そして窪塚洋介演じる兄以外のキャラがみんな病んでいる。
子供の頃の親との関わりがいかに重要か改めて思い知らされました。
登場人物たちに共感できるかできないかで評価が大きく分かれる作品かと思います。
古傷をえぐるような、観る人によっては、特に女性はフラッシュバックが起きるようなシーンもあるかもしれません。
過去と、自分と向き合うことになった登場人物たちがもがく姿に何度も涙しました。
演者さんたちもよかったです。
(子役さんが、嫌な気持ちになっていないか、ケアされていたかはとても心配になりました)
北川さんはこんな表情見たことない、という表情を見せてくれました。
この作品に出てくる多くの登場人物たちは混乱しています。
その混乱の原因がなんなのかを探ろうとすると、自分と向き合うことになり、さらには自分を傷つけたもの、かつて自分を傷つけた人間たちとも向き合うことになります。
傷をかさぶたにするために美しい記憶に改竄したり。
傷のこと自体を忘れようとしたり。
しかしそうするのは、生きようとしているからなんですよね。
この作品の登場人物たちにまったく共感できない、退屈だと感じたのだとしたら、それは幸せなことだと思います。
こんなことは普通はない、こんな男たちはいない、と思った人もいるでしょう。
しかし、これが当たり前のような世界で生きている人たちもまた、いるからです。
女性にはもちろん、男性にも観てほしい作品だと思いました。
とにもかくにも、芳根京子の演技力があってこそ成立する役といえるかもしれない。
「チャンネルはそのまま!」でのおとぼけキャラとの対比には、驚きを禁じ得ない。
そして、北川景子は変わらず美しく、中村倫也とともに真相を追うなかで、芳根演じる女子大生に翻弄され続けるさまは、なかなかに興味深い展開といえる。
登場する数名に同一種のトラウマが設定されていたり、人間関係を設定=偶然に頼り過ぎている点など、ストーリーとして許せる限度を超えており、鼻につきました。
誰であれ、人間である以上は、親にまったく反発を抱かないことはあり得ないはずです。
しかし親を許せないと安易に考える人の気持ちを安易に尊重してしまっている現代の風潮はどんなものなのでしょうか。
それは、もしかすると、「尊重という名」のもとで、単純に社会が責任逃れをしているだけなのではないかと、特にこの作品を観て、違和感を隠せませんでした。
安易に「男が悪い」と、男を一方的に断罪する女性たちの「被害者コスプレ」を、そのまま肯定してストーリー化してしまったのが、やはり失敗ポイントだったのではないかと思います。
北川景子はうまくなったと思います。結婚して大成功だったのだろうなと思いました。
中村倫也の、ズルくて厭味な演技も迫真の出来ばえです。
芳根京子のフッ切れた演技も言うまでもなく。
このように、主役級がみんな熱演を魅せてくれていただけに、ストーリーの組み立てが残念でなりませんでした。
本作は、「父親を殺した女子大生の動機」が、二人の女性の「閉じ込めた記憶」から解かれていく心理合戦のような物語。
二人の女性とは、芳根京子が演じる容疑者(聖山環菜)と北川景子が演じる公認心理師(真壁由紀)。
二人の間で、事件の解決に欠かせない弁護士(庵野迦葉)を演じる中村倫也は、真壁由紀の夫(我聞)の弟でもあることから、一見、ストーリーが混乱するように思えたが、そうではない作りに新鮮さすら感じた。
基本的に内容は重い。供述が二転三転する容疑者の生い立ちを裏づける現実に、公認心理師の心の闇がシンクロしていく描写は目を伏せたくなる。そんな心理的サスペンスに絡んでくる「ファーストラヴ」の経緯を確認するためにも、是非とも劇場に足を運んでもらいたい作品。
登場する俳優陣の演技と(主題歌と挿入歌を手掛けた)Uruの曲は、映画化となった本作を十二分に盛り上げている。