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祇園の姉妹 プロット 日本 05月18日 1956 台灣上映
姉妹(1953) プロット 日本 04月29日 1953 台灣上映
姉妹(1969) プロット イタリア 06月20日 1970 台灣上映
ブロンテ姉妹 プロット フランス 02月06日 1988 台灣上映
三姉妹 プロット 韓国 06月17日 2022 台灣上映
宋家の三姉妹 プロット 日本・中国合作 11月28日 1998 台灣上映
西陣の姉妹評論(1)
日本映画栄光の1952年〜1954年。
この時代が如何に凄かったかかはこの作品がキネ旬ベストテン入りを逃している事実が物語っている。今ならベストワン確実だろう。
この映画の素晴らしさは新藤兼人の脚本に尽きる。時代に取り残され没落して行く西陣の織元を「これでもか!」とばかりに情け容赦無く叩き潰して行く。
これを東山千栄子の女主人と3人姉妹に、夫の妾で元芸姑の田中絹代がひっそりと支援する慎ましさ。
宇野重吉の番頭を初め織元の仕事で生活している庶民の暮らしぶり。
菅井一郎の悪徳高利貸しは絶品中の絶品だが、進藤栄太郎の偽善者振りも絶品です。
あまりの悲惨な物語は新藤兼人の師匠である溝口健二の名作『西鶴一代女』と同じ年に製作された事に驚く。
『西鶴一代女』にはとことん堕ちて行きながらもどことなく希望の光に満ちた崇高な作品だったのに比べて、この作品にはラストシーンに象徴される様に、それが見いだせ無いのが多少残念ながらも傑作である事には間違い無いところです。