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断崖 プロット アメリカ 01月01日 1947 台灣上映
激情の断崖 プロット アメリカ 06月12日 1952 台灣上映
沈黙のステルス プロット アメリカ・イギリス・ルーマニア合作 10月27日 2007 台灣上映
沈黙のジェラシー プロット アメリカ 10月24日 1998 台灣上映
夜の沈黙 プロット ポーランド 10月30日 1981 台灣上映
海の沈黙 プロット フランス 02月20日 2010 台灣上映
沈黙の断崖評論(5)
懲りないエコ・セガール第二弾。
製作費は『沈黙の要塞』に匹敵するのに半分もスケール感無し。
これがコケたのがメジャースターとしてのセガールにとって致命傷になった。
さておき、カントリー衣装をまとったセガールは温泉に入る猿のように心地良さげだ。そのせいか恋もするし、悪人にも温情を掛ける。
出来は緩い。『アバター』『ドント・ブリーズ』のスティーヴン・ラングとの対決もあるが、これが何とも肩透かし。非常に勿体ない。
爺さん牧師がセガールへ協力すると約束するシーン、ハリー・ディーン・スタントンが素性をセガールへ明かすシーンは、例えどれだけ微力だろうと正しい事をしたいという、ものすっごく尊敬できる正義感の象徴だった。てっきりスティーブン・ラングの兄貴もそっちかなと思ってたのに、こっちは只の外道野郎だったのがまあ残念だわw
しっかしまあセガール相手じゃ、デッカイ不正も塵同然やなw敵さんにそれを学べる知能がありゃまだマシだったが、いかんせん極めつけのバカなもんで可哀想や。あ、でも息子の方はマシな方になってくれたね。ボスを射殺しなかったのも良かった。殺しちゃ終わりだもんね。
ていうわけでセガール映画久しぶりの大当たり。『イントゥ・ザ・サン』の苦痛はこれでチャラになったし安堵。
丁々発止なセリフのやりとりが観ていて面白かったし、あの武骨な指でギターまで弾いてしまいついには女性と恋愛関係まで…どうしたセガール(笑)
セガール映画の中ではなかなか良い出来だと思うが‘断崖’は一度しか映らない(笑)
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 70
いつものごとく、セガールが完全悪に立ち向かうというありふれた物語である。だが今回は閉鎖的な田舎町に一人で潜入するというちょっと地味目な展開になっていて、「俺の連絡一つで300人の捜査官が駆けつける」などと脅してみたところで結局応援もなく一人で孤独に立ち向かわなければならない。たいした戦力にもならないが、協力者も地道に現地調達という地味さである。
しかし良く言うならば権力者に牛耳られているアメリカの田舎町の閉鎖性や貧困ぶりやらも描かれて、古い感じのカントリー音楽とあいまってこじんまりとまとまっていた。派手な銃撃戦もないが、そのぶんセガールが体をはって得意の合気道を見せてくれた。