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オアシス スーパーソニック プロット イギリス 12月24日 2016 台灣上映
オアシス ネブワース1996 プロット イギリス 09月23日 2021 台灣上映
オアシス評論(20)
注意力散漫で感情的になりやすい。落ち着きがない。
しかし非常に純粋。
だからこそ、刑務所に行く羽目になってしまった。
でもそれがあったからコンジュに出会えた。
そしてコンジュ。「普通の人」に比べ体が不自由。
車椅子がないと外出も出来ない。介護者が必要。
しかしその環境に嘆くことなく必死に生きている。
こちらも純粋なのである。
彼らを取り巻く人間はその純粋さにつけ込み、
時には利用し、時には「蓋」をする。
こちらを世の中では「健常者」と呼ぶ。
何が「健常」なのか。
彼らはコンジュとジョンドゥの恋愛を認めず、理解もしない。
そんな偏見を押しつけて違う価値観を認めない精神の、
どこが「健常」なのか。
「健常」と言うことこそ社会の隠れた病巣であると改めて気付いた。
ジョンドゥの役も非常に難しいとは思ったが、
コンジュが出てきた時は、
ホントに脳性麻痺だと思わされたあの演技、凄すぎる。
病気じゃない状態でも登場する、そのギャップもスゴイ。
見たくなかった物を見てしまったような感覚。
見たくなかったのは、自分の弱さで、
その弱さと対峙しないとならない、
「お前に見る度胸はあるのか?」と言われてるようで
映画中ずっと苦しかった。
何の情報も入れずに観たから衝撃が凄まじく、
脳性麻痺のヒロインに、それやる?そこ行く?
と混乱した。
ムン・ソリさんは凄かった。
日本の女優で演じる人いるのだろうか?
下手したら叩かれるかもしれない脳性麻痺という役を
まず演じたことがスゴいし、
彼女の頭の中の健常者である状態とのギャップに
驚いた。
ソル・ギョングはもはや怪物。
映画で全く印象が違う。
自分の中の正義を信じて周りを惑わす、
無邪気という狂気をまとった青年そのものだった。
気合い入れて観るべき映画だった。
純愛、良心とは何なんだろう?
幻想のシーンでインド人少年までは良いが、インド象登場には笑ったね。
ムン・ソリさんの体当たり演技はスゴイ!