Theショートフィルムズ みんな、はじめはコドモだった
プロット
日本
12月23日 2008 台灣上映
ぼのぼの クモモの木のこと
プロット
日本
08月10日 2002 台灣上映
ぼのぼの
プロット
日本
11月13日 1993 台灣上映
絵の中のぼくの村
プロット
日本
07月13日 1996 台灣上映
桜の森の満開の下
プロット
日本
05月31日 1975 台灣上映
夜の牝 花のいのち
プロット
日本
10月18日 1969 台灣上映
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コドモのコドモ評論(10)
中絶した高校生とは違って小学生は産んでも全部責任親に丸投げ出来るからいいよね
生徒がなにを言っても信じない担任と自分の娘が妊娠9ヶ月になっても気付かない母親にだいぶイラつく
子供たちだけで出産なんて可能なのかまず小5で妊娠もどうかと思うが
父親になるとか言っておいて親の言いなりで東京に逃げたひろゆきはどうなの
養育費とかないの? 現実的なことばかり考えてしまう
なんで主演あの子なの
個人的にたまちゃん役の子の方がお芝居上手いと感じた
愚痴しか出てこない、、
この映画を観た小学生が実際に行動に移さないことを祈る
上野樹里の友情出演雑すぎでしょ
大まかに言うと、小学生での妊娠と出産というストーリーだが、日本社会の性教育にもスポットを当てた作品のようにも感じた。性教育と言うと非常にデリケートで難しいようにも思うが、だが現代社会なら小学生での妊娠や出産もあり得るかもしれないと個人的には思う。と同時に周りの大人達が子供の妊娠に気付かない事や、子供だけで出産に立ち会うというのはなかなかあり得ない事かもしれないとも思った。
とにかくこの作品をリアルに見るかどうかで作品から受ける印象も変わってくると思う。また日本の性教育の意味をも問う内容であったと思う。
当然、映画の内容が賛否両論を呼ぶのは間違いないし、小学生の出産自体にはもちろん賛成しかねる。ただ、命の発芽に戸惑いながらも、徐々に母親としての自覚に目覚める主役のはるなや、はるなを支える同級生の面々の大奮闘を観ていると、いつの間にか応援したくなるのも事実(ちなみに大人たちははるなの妊娠に気がついていないか、あるいは信じていない)。
「周囲の大人が妊娠に気がつかないわけがない」という指摘も出てくるだろうけど、本作は映画だからこそ成立するファンタジーなので、まずは騙されたと思って観てほしい。
実際見てみて、新人とは思えない勝ち気でネアカな甘利はるなの演技で、深刻な話が明るく爽やかな感動的ストーリーに仕上がっていました。
ただ出産を迎えるまでの前半は、萩生田宏治監督の戸惑いもあったのか、エピソードの見せ過ぎで展開が鈍くなったり、逆に強引に進めたりするところが目立ちました。
春菜の妊娠のきっかけは、“くっつけっこ”といういわばお医者さんごっこによる遊びで、本人たちも気づかずに出来てしまったことにしてしまっています。小学生の出演者を使った表現では、制約も多かったでしょう。でも大きな木の枝が揺れるだけのアップで、「できた」ことをイメージさせるのは、やや唐突でした。
今時の小学生なら、充分恋愛感情もあるようです。ふたりの軽~いふざけっこ感覚がきっかけで、コドモができちゃうという点は、違和感を感じましたね。
それでも出産シーンに入ってからは、ドラマはいいテンションに上がっていきます。小学生が妊娠するのが驚きなら、更に出産まで大人の力を借りずに、子供たちでやってのけてしまうことにもおどきました。
そんな嘘っぽい話でありながら、しっかり者の学級委員美香が見事にその場を落ち着いて仕切って、あの子がいるならあり得そうという雰囲気にしてくれました。そして、父親が産婦人科医をしている遼太がいたことも大きかったです。彼の指導で、呼吸法や出産に関わる準備を整えることが出来たのです。実は遼太は父親の仕事を毛嫌いし、出産もキモイ物を拾い上げるような感じてみていたのです。そんな彼自身がクラスメートの出産に関わってどう心境が変化したのか、聞いてみたかったです。
子供たちだけで出産を迎えるというクライマックスへ至るために必要だったことは、先生や家族たち大人と子供たちの意思疎通が断絶していることでした。
まず春菜はとても自立心の強い女の子として描かれました。親や担任が注意しようものなら「みんな死ねだし」とため口を返してくるくらい、人から干渉されることが嫌いな子だったのです。そんな性格を打ち出していたので、1年近くの妊娠期間を秘密裏に過ごしていることに違和感を感じませんでした。
春菜のおなかの異変に大人たちは誰も気づきません。ただ祖母だけは経験から来るカンで、見抜けていたのです。本作では、先入観や道徳という物差し。そういう大人の頭でっかちなところをユーモラスに浮き彫りにしていていきます。
春菜の担任の八木先生も、先陣切って性教育に取り組んでいる割には、春菜の妊娠の相談にすら、ふざけないでと叱るばかりで耳を貸そうとしません。
そして事実が分かったとき、初めて八木先生は自分の無力さに気付くのでした。
八木先生の存在は、先生ばかりでなく親たちにも子供を信頼し、子供の発する言葉やシグナルとなる所作に心を向けることの必要性を痛感させられることでしょう。
終盤のクラスルームで、八木先生も春菜たちの経験談の発表から、性を教えるのに大切なことを学びます。それは性器の名称とか機能なんかでなく、いのちが宿る感動でした。 春菜が語る出産の喜びとは、とても小学生の台詞とは思えません。
痛みが消えていって、どうにでもなれって言う感じ、超感動!というときの春菜の言い方は、すごくスピリチャアルに肉体五感を超えた感覚をこの子は分かってて言ってるのだなと思いました。直感的に妊婦の気持ちを掴んでしまった甘利はるなは、きっとすごい女優に化けるでしょう。
そのはるなちゃんですが、12月公開の妻夫木聡主演作『ブタがいた教室』( 前田哲)でもヒロイン役を務めていますので、ぜひこっちも見てはるなちゃんを応援しましょう!
また東京の私立学校の教師をしていたという八木先生役の麻生久美子もタカピーな教師ぶりや妊娠に対する狼狽ぶりをよく演じておりました。
そしてなりよりも、7人の子供役者の他大勢の地元エキストラの子供たちのはしゃぐエルネギーをうまく集中させ、演技へ持って行った監督の手腕が光ります。
秋田の廃校を借りるときも、内容を気にした地元から反対運動が起こったそうです。それを乗り越えたのも監督の情熱のたまものでしょう。
この作品で描かれているように思春期前の子供たちに親としては、なるべく寝た子を起こしたくないという気持ちでいる方がほとんどでしょう。そんな方でもいつ何時、子供から説明を求められて四苦八苦することもあろうかと思います。いい加減な返答をするくらいなら、本作を親子で見て、命が生まれてくることの尊さを真正面から語り合ってみることも悪くないと思います。
加えて、安易に中絶する風潮が多い中、劇中でも12万円で簡単に堕ろせるという春菜の知り合いのみとも触れつつ、それを拒否して産むことを決断した春菜の勇気に拍手したいです。(やっぱりこっちはお地蔵さん系統ですからね。水子はご勘弁!)
生命が胎内に宿り、誕生していく過程を肯定的に描くこと、そして子供たちの友情の素晴らしさ、その成長ぶりに、きっと爽やかな感動を覚えることでしょう。
なお上野樹里も思わぬところでカメオ出演しています。気付かなかった!