月の出をまって
プロット
アメリカ
02月06日 1988 台灣上映
女はそれを待っている
プロット
スウェーデン
09月03日 1960 台灣上映
虹をわたって
プロット
日本
09月29日 1972 台灣上映
艦隊を追って
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
食べて、祈って、恋をして
プロット
アメリカ
09月17日 2010 台灣上映
私を抱いてそしてキスして
プロット
日本
11月14日 1992 台灣上映
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その木戸を通って評論(1)
市川崑監督がBSハイビジョン用に撮った幻の作品ということで鑑賞。ハイビジョンカメラも初期のものだったので焦点深度や照明で随分苦労したらしい、それでも妥協しない陰影表現や構図の上手さはさすが巨匠。
記憶喪失で新旧の人生が綾なす悲恋劇では昔の名作映画「心の旅路」が代表格だろう、近年では「潮風のいたずら」というコメディも面白かった、気が揉めるがハッピーエンドなので何とも言えないカタルシスがあったのだが山本周五郎の世界は儚さで成り立っているので曖昧なまま突き放される。
江戸の遊んだ女なら覚えている筈、住まいと名を知っているなら昔の奉公人の妹か娘が訳ありで頼ってきたが途中で襲われたのか、脳の病とか考えると混乱する、最後に訪ねた家の女は人違いと言うが当人だろう、幸せそうなのであきらめがついたということか、元のさやに納まったのか、それともまた拾ってもらっただけなのか、謎は深まるばかり・・。
謎が解けないミステリーと読んではいけないのだろう、昔話の世界観、人生には「木戸」に象徴される運命の境界があるのだろうとシュールな悲哀に打ち拉がれるしかない。
俳優としては二人とも演技派というよりは個性が強い、浅野さんは謎めいた役なので素の魅力が活かされたが貴一さんは好青年のイメージが裏目に出て陰のある芝居には不向きだったかもしれない。味わいと言う点ではちょっと物足りなかった。