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ダウト あるカトリック学校で評論(20)
タイトル通り「疑い」について描いていて、物語の展開、登場人物達の台詞、ラスト、見た人が色々な感じ方をできる作品だと思います。そういう作品は観終わった後に頭の中にはてなマークばかりがとんで「なんだかもやもやするな・・」ということが個人的によくあり、苦手なのですが、この映画には不思議とありませんでした。
なんとなくの答えのようなものを提示してくれているからかなと思います。
あと、物語が進んでいくにつれて、登場人物達の印象がかわっていくのが面白かったです。この人は悪か善か・・そもそも何が悪なのか・・一人だけではなく、登場した人のほとんどにそういう気持ちを抱きました。
一触即発の冷たい雰囲気や、メリルストリープの鬼気迫る演技、神父とシスターの舌戦、少ない内容ですが見どころは多く、時間も100分少しで、私にはちょうどよかったです。
舞台は1964年。
主人公はあるカトリック学校に務める一人の堅物シスター。彼女は以前からいろいろと問題を起こしていた一人の神父が新たな事件を起こしたのではないかという一つの疑惑を持ち始めます。
注目は主要キャスト4人による最高の演技と名シーンの数々。特にキャストの演技は最高でメリル ストリープは堅物シスターを演じ切り、フィリップ シーモア ホフマンはちょっと陰のある渦中の人物を熱演、エイミー アダムズは同僚シスターと神父の間で翻弄されながらも中立な立場から二人の対決を見守る優しきシスターを好演そして、何と言っても凄かったのはあのメリル ストリープとガチで勝負した黒人女優・ヴィオラ ディヴィスの演技です。この作品のいいところは無駄なシーンが一つもないという事です。それから、宗教心や人間のモラルといったお堅いテーマを出来る限り、ソフトに分かりやすく描いていることもよかったと思います。
さて、二人の対決の印象についてですが、確かに凄かったです。初めから対決ムード一色のホフマンに対しメリルは終始冷静沈着で悪までも反撃のチャンスを窺っているといった感じでした。ただ、1回目の対決の時はエイミー アダムズが無駄な動きをしたり、2度目の対決の時は雷音がなったりと邪魔が多かった気がします。もっと二人だけのバトルが観たかった私にとってはちょっと、残念な結果となってしまいました。
しかし、この作品の最大の弱点は脚本そのものです。そもそも、メリルおばさんvsフィリップおじさんの対決に相応しい内容だったのか、ちょっと疑問を感じました。というより、この作品は映画より舞台劇の方が上手くいったのではないかとも感じました。
それでも、いろんなことを考えさせられるいい作品だったことには違いありません。
見事な台詞の応酬!
しかし、ストーリーの着地点が分かりにくい。
疑うことから逃れられないシスターのお話ってところなのかな。
前に観てから、数年後の再視聴で印象変わりました。
前回、フリン神父の陰の諸行を悪とし、追放したアロイシアス校長は偉い、などと浅はかな解釈を。。。
今回観て、確かに最後アロイシアス校長の嘘により、関係者が反応したから黒だ、とする立証が事の真実としても、あまりに多くの議論、不信や人の涙まで数えると、救済の概念を持つキリスト教のシスターでありながら真実に固執し、多くの人達に迷惑をかけている現状をどう観るのか?といった疑問も湧いてきた。
正直言って、餅は餅屋なのだから、アロイシアス校長は警察に勤めればよかったし、フリン神父は独自で派閥の長として、シスタージェイムスは迷いが多いから、製造業工員などが良さそう。
共通項として誰も厳格かつ慈悲愛に溢れた、真の宗教家は存在しなかったというのが、図らずも感想となった。
どちらにしてもこの作品、多くの思考と多角的な見方を要求される、人の意識を図るのにも、禅の考案に近いものを感じるし、心の成長を観る為のツールとして残りそうだ。