さくらん
プロット
日本
02月24日 2007 台灣上映
なくもんか
プロット
日本
11月14日 2009 台灣上映
くらわんか!
プロット
日本
07月01日 2017 台灣上映
さんかく窓の外側は夜
プロット
日本
01月22日 2021 台灣上映
プー あくまのくまさん
プロット
イギリス
06月23日 2023 台灣上映
ぼくの伯父さん
プロット
フランス・イタリア合作
04月12日 2014 台灣上映
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さんかく評論(20)
それとは関係なく小野恵令奈の悪魔的な魅力には本当に度肝を抜かれた。淫行などで人生を棒に振ったり、多大な犠牲を払う人がよくいるけど、そんな人たちを笑えないし、笑っている人はこの映画を見て欲しい。
あるカップルに女の妹が泊まりに来たことがきっかけで繰り広げられる非常にリアルでどうしようもない、だけどどこか憎めないキャラクター達にあるところは共感し少し胸が痛くなったり、あるところは「お前ホントにダメなやつだな」と笑えたり、自分の恋愛観によってずいぶん印象が変わる話だと思った。終わった後一緒に見に行った奴と感想戦をしたくなる映画。自分のきになる先輩の前では小食を気取るが実は大食らいなモモやケンカ強いっていう話をした百瀬が終盤あっさりやられちゃうところなど伏線も秀逸で非常に楽しめました。やはりホーリーランド曰く路上の柔道はマジでヤバいw
田畑智子が、良い味出していた。
見えっ張りな彼とその彼女、そして妹。ありきたりな三角関係のラブコメディ…には程遠い。とにかく、出る人出る人、ダメ人間ばかりでぎょっとする。しかも、彼らのやることなすこと、多少なりとも身に覚えのあることばかり。様々な予感が頭の中でふくらみ、目が離せなくなる。
満面の笑顔で友人をマルチに誘う女、卑屈なほど目上におもねる後輩…と、クセ者揃いの脇の面々もさることながら、とにかく、主役3人の対比が心憎い。見るからにダメ男ながら、あまりの不幸続きに、やや右肩上がりに共感(同情?)を誘う百瀬。世話好きなしっかり者と思いきや、いきなり急降下していく佳代。他の作品での二人(たとえば「クローズ」の不良、たとえば「ハッピーフライト」の地上アテンダント)を知っていても、「もしかして、地で演ってる?」と疑ってしまうほどの自然体で、それぞれにダメっぷりを発揮する。(百瀬=高岡に関しては、「最近のあれこれ」が若干かぶるが…。)
対する桃は、こわいもの知らずのぶれない十代。彼女にとっては、姉の「お気に入りのマニキュア」も「同棲中の彼氏」も大差ない。…ちょっと借りただけだよ。いいじゃん、それくらい。お姉ちゃんのものに興味を持つのって、当たり前じゃない?、私、妹だし、まだコドモだし。そんな彼女の声が聞こえてきそうだ。
クセ者同士の絡み合いもさることながら、畑の中を走るヤン車、(多分、「純」がつく)喫茶店でのマルチ勧誘、郊外の大型店舗での商売無関係のぬるいやり取り…と、出来事と場面の取り合わせも絶妙だ。「人ごとじゃない、どこか見た風景」という感覚をくすぐる。もしかして、スクリーンの端っこに自分がいるかも、とそわそわしてしまう。
観終えたとき、「ま、自分には関係ない世界だね」と言い切れる人は、どのくらいいるだろう? そんな人こそ、「さんかく」ワールドの完璧な住人だ。平穏に生きていきたいなら、そんな彼/彼女には御用心!
うーなんかリアルだけど、なんか苦しい。
みんな恋愛中はおばかなのねって感じ。