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バーレスク評論(20)
私の世代ではGenie In a Bottleで聴き始め
Maroon5とのコラボ move Likes a jaguar で、おっ久々ってな感じを思ったかもしれません
その歌唱力をフル活用した本作は、主人公のアギレラが、成長していく物語です。
バーレスクのショーは豪華絢爛で、ダンス歌唱力ともに切れきれなアギレラを見ることができます。
見るならヘッドホン推奨で!
<Caution! レビューを書いていたらネタバレに近い部分も・・>
1.L.Aの大人のエンターテインメントクラブ『バーレスク』の大スターで経営者でもあるテス(シェール)が歌い、踊る
”Welcome To Burlesque"
- シェール大姉さんの圧倒的な歌唱力と、柔らかな長身をくねらせる踊り。凄いなあ・・! -
2.アリ(クリスティーナ・アギレラ)が、その圧倒的な踊りで、テス(シェール)とショーン(スタンリー・トウッチ:良いなあ・・)のオーディションに合格し、踊り子として、デビューするシーン。
ステージに出る前、毎回酒を飲むニッキ(クリスティン・ベル)に業を煮やしたテスが、代わりにアリをメインとして抜擢。ニッキは、音響装置の電源を抜くが・・。
(それまで、テス以外の踊り子は口パクで歌い、踊っていた・・。)
アリが披露する
”Tough Lover"
- こぶしに近い節回しを駆使し、腹の底から声を出す圧倒的な迫力あるアギレラ姉さんの歌の凄さ。総毛立つ瞬間。-
場内、驚きの後の万雷の拍手。スタンディングオベーション。テスの嬉しそうな顔。正にアイオワから出てきた田舎娘がスターになった瞬間である。
立て続けに、白いウイッグを付けてアリが歌う
”But I Am A Good Girl"
ー アリの実力が、本物であると、皆が確信するシーンである。-
3.『バーレスク』の常連で、ニッキの男でもある不動産業、マーカス(エリック・デイン)は、経営難の『バーレスク』を買い取り、その跡地に構想ビルを建てようと目論んでいるが・・。マーカスは、アリを連れ出し、L.Aの絶景を見せる。
- この後、”Express"が披露される。圧倒的であり、且つ『バーレスク』の”歌はお飾り”のスタンスを変えていく事を暗示している。-
4.テスはアリに”マーカスは信用できない・・”とアドバイスするが、金策の目途がつかない・・。
- 悩みながらも、リハーサルでシェールが熱唱する
”You Haven't Seen The Last Of Me" の凄さ。-
5.アリはL.Aに来てから、ずっと『バーレスク』のバーテンダーで、最初ゲイだと思っていたジャック(カム・ジガンデー)の家に同居させてもらっていたが・・。
ジャックにはナタリーと言う婚約者もいたが、”別れた”と言うジャックと・・。
そして、披露される
"Bound To You"
- 絶妙に、アリの心情を綴っている、アギレラ書き下ろしナンバーである。-
6.追いつめられたテスに、アリが囁いた”高層権”と言う言葉。そして、テスは50万ドルの小切手を手にする。”信じる者は救われる・・”
<ラストのショーでアギレラが歌う”Show Me How You Burlesque"が心に沁み入り、エンドロールで流れる”The Beautiful People"(なんと、マリリン・マンソンの曲のカバーである。)そして、締めにはビシッと”Welcome To Burlesque"が来る。
多幸感溢れる作品である。>
■蛇足
・劇場で鑑賞した当時はアレクシスを演じたアラン・カミングには、余り注目していなかったが、この後「チョコレート・ドーナツ」で、心優しきゲイを演じるのである・・。
<2010年12月 劇場にて鑑賞>
<2021年1月 別媒体にて、再鑑賞>
昔の自分と重ねてみる姿
挟まれてる曲も邪魔にならず
見入って聴ける物ばかりでした
とてもポジティブでキラキラした素敵なストーリー。
歌もダンスも迫力があって見入ってしまいます✨