「ドロップ」の品川ヒロシが、「Zアイランド」以来6年ぶりに手がけた長編監督作。シンガーソングライターを夢見て上京しながら、夢破れて故郷に戻った女性の再生を描いた。シンガーソングライターを目指して上京したものの、不本意ながら売れない地下アイドルとして活動していた未央は、意図せず起きた有名アーティストとのスキャンダルにより、世間からバッシングを受けてしまう。夢に破れ、傷ついた未央は、故郷の北海道・下川町に帰ってくるが、家族や友人とも上手に接することが出来ずにいた。そんな中、同級生の大輝が未央を思い出の場所へと連れ出す。主人公の未央役にフォークデュオ「HONEBONE」のボーカルで、本作が演技初挑戦となるEMILY。大輝役を「DOBERMAN INFINITY」のSWAY、未央の父親役を中野英雄がそれぞれ演じるほか、小杉竜一、岩崎う大、西野亮廣らが脇を固める。
リスタート評論(19)
とってもわかりやすい映画。それが今自分にはハマりました。
飲食業であり、片親育ち、お金も人間関係もどん底もあり。そんな自分だからこそ、今不安ながら走り出している自分の方を押してくれる作品となりました。
EMILYさんの歌声はさすが。自然の中で聞きたいなー、やっぱり生歌いいよなーって。
ライブステージは圧巻。あのまま、フェスにゴー!
物語としても、自分の家庭環境と少しリンクしてポロリ泣いてしまった。。。。
義理母父をさん付けのところは、いまだにある。
死んでしまった義理父は寂しかったのかなとか。
そこにえみりさんの声。
たまらない感じがあります。
自分が2号だったことを告げられて捨てられた上に、スッパ抜かれて炎上してクビって、狙われていたのは男の方で完全に巻き込まれで踏んだり蹴ったりな主人公。
地上ならまだしも地下アイドルならば、炎上すら名前を売るチャンスでは?とも思ったけれど、そんなに強い人ばかりじゃないですね。
友人達に囲まれて、家族に励まされ、追い打ちに折れそうになりながらも抗う主人公は勿論素晴らしかったけど、何よりやっぱり「腐れ縁」は良いものだとあらためて感じさせてくれた。
歌のライブはいい。もっと見たかった。
ただ、芝居が素人すぎる。北海道組全員そうだけど、特に妹。学芸会か。
細かいところでいくつか突っ込みを。
入れ墨いれたという人とのチェキ場面、離れるの早すぎ。絶対ちゃんと写ってないから。
最初に川にいくときに止める車の位置、真ん中すぎるだろ。
みんなで飲みにいってるけど、それじゃ誰か飲酒運転になってるだろうに。
北海道で3泊位してあの記事じゃ、経費でないでしょうに。どうなってるの。
あと同級生のスナックの人、イケてる人設定みたいだけどルックス的にわかりにくいわ。
よくある地方映画だし、芝居も勉強しっかりやるといいと思う。
とにかく冒頭の高校生に見えない。
残念。
この主人公の女性がいくら単独ギターの弾き語りライブの通過点でアイドルやっていたという設定だとしても、素の時の口調がべらんめえ口調で、歌を諦めたメタファーで喫煙するにしても吸い慣れている感じがありすぎて(こういう時強がって吸ってむせるのがセオリー)これ元アイドルじゃなくて元ヤンの話になっちゃってました。
後の展開は驚きはないなりにちゃんとしてるなという感じでしたので、なんかもうちょっと説得力のある地元に帰る設定を作るか、もう少しアイドルらしい演技プランにしたら良かったと思いました。演技じゃグループで1人浮きまくってた存在は消せないか・・・。
後芸人さんが何人か出ているのですが、かもめんたるのう大と、キンコン西野はいつもの芸風そのまま過ぎてちょっとコントでした。