「ロング・ウェイ・ノース
地球のてっぺん」のレミ・シャイエ監督が、西部開拓時代のアメリカに実在した女性ガンマン、カラミティ(厄介者)・ジェーンの子ども時代を描き、アヌシー国際アニメーション映画祭2020で長編部門のクリスタル賞(グランプリ)を受賞した長編アニメーション。12歳の少女マーサ・ジェーンは家族とともに大規模な旅団に加わり、西へ向けて旅を続けていた。しかし旅の途中で父親が負傷し、マーサが家長として家族を守る立場になる。少女であることの制約にいら立つマーサは、家族の世話をする義務を果たすため少年の姿で生きることを決意。そんな彼女の生き方は、古い慣習を重んじる旅団の人々との間に軋轢を生む。さらにマーサを危機から救ってくれた中尉を旅団に引き入れたことで、盗みの共犯の疑いまで掛けられてしまう。
カラミティ評論(6)
もうちょいその女性の主人公の吹き替えどうにかならなかった?ぜんぜん雰囲気にあってなかった。字幕で見ればよかった
脇役の方が豪華ってなんや、、
声優も初めて見る名前でしかもエンディングまで歌ってて、事務所のゴリ押しかな、、、
吹き替えの声って大事
途中で帰ってる人何人かいた
フランス語の西部劇って、キモ過ぎる... 大平原で叫ぶ言葉が鼻に抜けるって、最初は正気の沙汰かと見るのを拒んだけれども... 見てみるとデフォルメされ、怒っているのか?怪げんな顔なのか区別がつかず、しかも紫を随所に配色するセンスにはついていけませんでしたけど... 何か?
これって19世紀の西部開拓時代のに20世紀で見られるランタンなんてものも登場するってどうかしている。
とにかくジョン・フォード・ワールド全開の世界観と思っているといつもの悪役のネイティブアメリカンの悪行が登場しなかったのは、ある意味、オスカー最多受賞のジョン・フォードの極右的コンサバな映画作りがされなかったのは救いかもしれない。
主人公の声だけ浮いてる…
杉田さんとかベテランがいるから余計に際立って、周りが演技してる中1人朗読してるみたいだった…1キャラならいいけどそれが主人公でずっと続いたのが聞いてられず
ストーリーはそこまで悪くはなかったけど…とにかく吹き替えの配役が…
途中で退室は考えたけど…席はかなり空いてたからゆっくりはできたかな
主線を描かない手法で、背景と人物がマッチしてて、もはや動く絵画のようでした!
マーサが馬に乗って満点の夜空をバックに走っている姿に思わず見とれてしまいました!
また、吹き替え版で鑑賞したのですが、主人公マーサの声にとても迫力があり、作品を更に盛り上げていたと思います!
マーサは他人から「おかしい」と言われても、必死に自分の信念を貫いた、剛直な性格です。
そんなマーサの吹き替え版の声も真っ直ぐで力強い印象で、よく合っていました!
最後のマーサを演じる福山あさきさんが歌う主題歌もマーサが歌ってるようで、良かったです!
フランス映画祭2020横浜にて鑑賞。
開拓自体のある旅団の話で主人公のマーサ・ジェーンは女の子にも関わらず非常に活発でそしてとても攻撃的な性格である。
この時代は女は女らしくという習慣も強いことから彼女のような存在はどうしても煙たがられてしまう。
ただマーサは活発なだけならまだしも活発が故にトラブルメーカーでもある。何から積極的に行動する先には必ずトラブルを招いてしまう。いわゆる疫病神=カラミティ的な存在である。
その一つに偽物の少尉を旅団に招き入れてしまい旅団の者たちの大切な品を盗まれてしまう。
マーサは旅団を離れ盗人を捕まえ品を奪い返しにいくストーリーである。
その旅先でもいろんなトラブルを招いてはしまうが、旅を重ねるうちに責任感も生まれ、トラブルを起こした際には自分で責任を取る行動も重ねていく。
その姿が日に日に形となり周囲を引きつけ、そして最後は盗まれた品を奪い返し旅団に戻り、立派なリーダーの1人して認められ話は終わる。
この作品の良いところは女性は女性らしくという誤った型を破るところも良いが、トラブルを招いた先にはきちんと責任も取れる成長に僕はこの作品の美しさをとても感じた。
人生自分が正しいと思った行動の先にトラブルを起こしてしまい、人に迷惑をかけてしまうことも時にはある。
それは仕方のない事だ。ただそれを投げっぱなしにしたり、トラブルを恐れて行動に制限をかけるのは間違いだという事に改めて気付かされる。
鑑賞前にあまりこの作品の情報がなかった事もあって少し重たい作品なのかなと思ったが、子ども達でも分かりやすく、むしろ比較的子ども向けの作品にも個人的には思ったりもした。その為子ども達と観にいくことも強く勧める事ができる作品であると思う。
ストーリーとしては比較的単純だったが楽しむ事はできた。