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闇を見つめる瞳 プロット アメリカ 11月07日 1998 台灣上映
ぼくと彼女のために プロット ブルガリア 06月27日 1992 台灣上映
すべて彼女のために プロット フランス 02月27日 2010 台灣上映
見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界 プロット ドイツ 04月09日 2022 台灣上映
1秒先の彼 プロット 日本 07月07日 2023 台灣上映
水面を見つめて プロット フィンランド 01月01日 1900 台灣上映
彼の見つめる先に評論(20)
盲目の少年レオの初恋物語。相手の見た目に惹かれるのではないからこそ、ガブリエルの優しさや交わす言葉の一つ一つ、触れ合う腕の感触などが温かくて愛おしく感じて、見ているこっちがニヤニヤしてしまう。
幼馴染のジョヴァンナも心優しくて、今時の女の子ってタイプではないが思春期らしい心の動きがミエミエでかわいい。いじらしい。
ただこの3人、周りから冷やかされたり、お互いの誤解でケンカしたり、ティーンにありがちなしょうもないことがきっかけですれ違い続けてしまう。それがもどかしい……
いじめっ子が登場する胸糞悪いシーンも多く、主人公の母親も過保護で(決して悪いひとではない)、恋敵まで登場し、もう頼むからこの3人幸せになってくれ!障害や周りの妨害に負けるな!と中盤からは祈るような気持ちで観ていた。
最終的にはお互いの気持ちが通じ合い、堂々とカップルになったので良かった〜!!拍手!
ジョヴァンナにもお相手候補が現れて、お約束の展開ではあるけどひとまず安心。
障害があって同性相手となると、現実の初恋はもちろんこううまくはいかないかもしれないけど、そんなことどうでもいいじゃないの!素敵なお話でした。
何故盲目の彼を主人公にしたのだろう?と考えながら
観てましたが、
周りが見えなくなって手探りな恋愛と言うのは、
ぼくらも青春時代そうだったなと思いました。
盲目だから、親友の彼女から彼の情報を伝え聞いて、
嫉妬したり好きになって行くという
手法も上手いなと思いました。
盲目の彼がもう日常にずっと存在してるからか、
結構ぞんぞいに扱うなとハラハラしました。
暗闇の中置いて行ったり…
まぁでもその時の感情で自分の立場を見失うと言うのも
青春の不器用さかなと思いました。
主人公の彼も本当に盲目に見えて上手かった。
自分的には親友の彼女に肩入れしちゃって、
自分が仲間外れにされちゃってる悲しみが
痛いくらい分かって、救ってやってほしいなと思ったけど
新しい出会いもあったみたいだし良かった。
しかしブラジルの授業中に新しい生徒が入って来るのは
なんでなんだろう?
恋してドンドン世界が広がって行くって素敵です。
いや!これは!思っていた方向と違っていい意味で裏切られました。
主人公の恋愛が男性同士ということで、ゲイセクシャルを扱う映画あるあるの重めのテーマ性を覚悟してみたんですが、全然違いますね!
この映画において、ゲイという点はあまり重きが置かれていないというか、ゲイであることの葛藤とか、偏見とかはほぼ描かれていません。
レオが盲目(全盲でいいんですよね?)なことも、重要な設定ですが、そのネガティブな面はあまり強調されていません。
むしろ、精神的にも身体的にも未成熟な高校生たちの等身大のラブストーリーといったかんじで、そのサブ的な要素に“ゲイ”“全盲”が使われているくらいの印象。
あと、高校生という設定ながら、時折見せるレオとガブリエルの色気にはびっくり。そういった意味でも大人になりかけている年代ならではの子どもと大人の2面性にグッと引き込まれました。
裏切りなくハッピーエンドで、物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、自分的には大満足。
休日に幸せな気分になりたいときに見たい。ブルーレイ買おうかな!
常に穏やかで優しい空気が流れていてすごく癒されました。
もどかしくも爽やかな恋模様が尊い!!