クリスマス・クリスマス
プロット
日本
12月04日 2004 台灣上映
クリスマス・ブラッディ・クリスマス
プロット
アメリカ
07月18日 2023 台灣上映
スター・ウォーズ クローン・ウォーズ
プロット
アメリカ
08月23日 2008 台灣上映
フォー・クリスマス
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
エイリアン・ウォーズ
プロット
カナダ
06月08日 1991 台灣上映
カレッジ・ウォーズ
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
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クリスマス・ウォーズ評論(2)
まず、ウォルトン・ゴギンズが演じている名前のない殺し屋 "Skinny Man" に対してメル・ギブソンの役柄のファットマンことクリス・クリングル(サンタ)が、
Skinny Man: All those letters I wrote to you this was the only thing you
gave me.(toy car)
Chris: I'm sorry son... there's a limit to what I can do... I couldn't
replace your parents
このラインをくみ取ると両親から虐待された子供は将来、殺人を犯す大人になるという製作者側の短絡的なコンサバな考えやリッチだけど父親がネグレクトの家庭で育った子供はひねくれていると決めつけ、サンタの別名のクリスは、子供の心を考えない意味不明な立ち位置にいる。
そのクリスは、普通の家に住み、普通にバーで酒を飲み、クリスマス事業に失敗し、普通に収入が少なく電気代も払えないなんて、どこでもいる人間味を前面に押し出した一見ごく普通のおっさんに見えるのに、銃で撃たれても死なないし、何歳かもわからないのに今でも奥さんとエッチするって、はっきり言ってブラックジョークでおざなりに作ったとしか思えず、キャラのいい加減さと人をおちょくった人物像に仕上げることで一般的にサンタに抱いている善良で慈悲深さなんて持ち合わせていないキャラ設定のギャップ感だけで笑いを取る悪質さが目立ってしまう。
彼のもとで働く、エルフの設定も偏った食事しかしないのに24時間働けるって、何ですか? アメリカでは日本と比べものにならないぐらい食物アレルギーが多いのに... いくらなんでも偏食を助長するようなメッセージでもあり、しかもPG-12なんてお飾りのレイティングだし、子供も目にしてしまう。
"Silent Night, Deadly Night" こと『悪魔のサンタクロース』がストレートにサンタクロースのイメージを覆す極悪非道に描いていることで結構面白くも見れたけれども、この変化球、軟球な映画はどうにもこうにも肌には合わない。
原題の『Fatman』のクリスとは好対照にスキニー・マンを演じていたウォルトン・ゴギンズだけがいい感じで演じていたけど、もっと彼にスポットを当ててサイコを強調しても良かったのに、愛車の1978年製プリムス・フューリーの写真を額縁をつけて居間に飾っているのに... サンタから贈られた車との因果関係が全然、見ていてわからずにいるもどかしさは解決されないままになって終焉を迎える。そのことで一事が万事、すべてにおいて人物像の設定や因果関係などがおざなりで中途半端さが最後まで続く映画となっている。
過去の映画なら本作よりももっとほのぼのとしたスレッドが目立つのに、こんな笑えない終わり方は決してしなかったけど、メル・ギブソンの演技下手が出ていることでコメディ色は一掃されてしまっている。
メル・ギブソンは、B級映画のお祭りパンダとしてこれから、ず~っと働きます。失礼、ファンの皆様。
メルギブソンはいい歳の取り方をしていますなぁ。
スタローン、シュワルツネッガーらと共にまだまだ賑わしてくれそうです。
ちょっぴり早いクリスマスなひとときにどうぞ!!