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ドラゴンへの道 プロット 香港 07月03日 2020 台灣上映
インドへの道 プロット イギリス 08月03日 1985 台灣上映
栄光への道 プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
サン・ジャックへの道 プロット フランス 03月10日 2007 台灣上映
生活への道 プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
征服への道 プロット アメリカ 10月30日 1952 台灣上映
大河への道評論(16)
泣かせるコメディ、といった仕上がりで、時折くすっと笑わせていただきました。
観終わってみれば、テンポのいい掛け合いによる、上質な落語の「人情もの」を楽しんだ時のような印象をもちました。
志の輔さんの創作落語が原作とのことで、「小咄の映像化」と考えるとうまくいっていたかと。
いつも自然な演技をされる北川景子さんや松山ケンイチさんらが、どこか大げさっぽいのに少し違和感も感じたのですが。
戯画化された変人だらけだけれども、どこか身近な感じのする各キャラが「落語の登場人物」であるとして受け止められるかどうかが、この映画を楽しめるかどうかのキーポイントかもしれません。
中井貴一さんの、時代劇パートでの立ち居振る舞いはさすが。
『平清盛』平忠盛、『雲霧仁左衛門』などを思い出しました。
が、この映画は正直ゴミです。
構成と脚本と演出が設定の面白さを台無しにしています。
期待値が高かったので落差が地獄です。
宣伝や予告で伊能忠敬が実は死んでいたととっくにネタバレしてるのに、本編ではその情報を出すまで30分ぐらい経過してます。
無駄な時間をかけすぎです。
それは知ってから劇場に来ているので、その先が早く見たいわけです。待たせすぎです。
伊能忠敬の死を嗅ぎ回る西村まさ彦の登場も60分すぎ。それまで何のサスペンスも無いことになります。
登場しても北川景子と岸井ゆきのの茶番に翻弄されるので、バカとバカがじゃれてるだけの緊張感ゼロ展開が続きます。
構成が下手なら脚本にもドラマが作れてないし、良いセリフもありません。
長い回想で再現ドラマと歴史知識の説明があるだけ。
元が落語だけに笑いも大事な要素ですが、KYな松山ケンイチに突飛な言動をさせるだけで笑いをとれると思っている脚本に驚きます。
更に足がつる、ぎっくり腰程度のことで笑いをとろうとするなんて…
町内会でひょうきんなオッサンレベルの笑いの取り方だよ。
更に演出。
大勢のキャストに現代と時代劇の二役演じさせることになんのカタルシスもありません。
人間関係図が見事にリンクしていればスカッともしますが、立場がバラバラの人たちを無理やり二役演じさせているから、全く意味がないんですよ。
先祖と子孫ということでもないし。もしそういう意図ならご都合すぎる。
強いていえば、現代だけの登場では出番が少なすぎて有名俳優をキャスティングできないという大人の事情があるだけ。
北川景子のほくろ位置が現代でも一緒とか、草刈政夫がお殿さまと千葉県知事とか、だから何なんだよ。です。
西村まさ彦のぎっくり腰とか、草履が子供用で腹立って投げて再発がまだマシなのに、そのすぐ直前に一度痛がらせてるのとか、バカ演出すぎる。
分割したせいで笑いが減るのがまるで分かってない。
本当に酷かった。
インディーズ映画を除けば近年で最低レベル。
大怪獣のあとしまつも松竹だったか。
松竹はメジャーからインディーズになりたいのか。