フェイク シティ ある男のルール
プロット
アメリカ
02月14日 2009 台灣上映
PITY ある不幸な男
プロット
ギリシャ・ポーランド合作
10月08日 2021 台灣上映
ある日、ある女。
プロット
日本
05月20日 2023 台灣上映
あるじ
プロット
デンマーク
12月03日 1926 台灣上映
眠る男
プロット
日本
02月03日 1996 台灣上映
男ありて
プロット
日本
05月10日 1955 台灣上映
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ある男評論(16)
(原作以外にも、平野啓一郎さん著「私とは何か」に書かれていた「個人」を更に細分化した「分人」という概念について考えさせられました。人には様々な側面があるのですね。。)
しかし、親が犯罪者である場合と在日である場合は全く事情が異なるものである。犯罪者は犯行の手口を我が子に教えたりはしないが、在日の家では日本人に対して終戦以降代々受け継がれて来た根深い恨みつらみが物語として継承されている。また、犯罪者の形質が遺伝することは考えにくいが、在日の遺伝形質は間違いなく伝わっている。その相違は明確に区別すべきである。
他人の戸籍を勝手に詐称するのは、相手が存命の場合は極めて難しいが、死亡した者になりすましたり、あるいは戸籍を変えたい者が二人いる場合に交換というのはあり得る話で、戸籍には顔写真などが付いていないのでそうした抜け道が可能性として残されている。将来的には DNA 型も併せて登録するとかにしなければ不正を完全には防げないだろう。
犯罪者の父親譲りの風貌に絶望しながら、それでも懸命に生きていこうとした者の哀しさと、正体不明の人物を徐々に明らかにしていく展開が非常に見応えがあった。真相に行き着くまでの展開に無理がなく、実に丁寧な物語の進行には、見る者に深く納得させるものがあった。見事な脚本だと思った。
窪田は、父親のトラウマを抱えながら懸命に生きる人物を好演していた。ボクサーとしての身体の鍛え方も見事であった。妻夫木は、普段は上機嫌で物腰も柔らかいが、一旦キレると別人のように凶暴になるという在日らしさを実に良く演じていた。安藤は少し表情に乏しく、どんな場面でも同じように見えてしまったのは残念だった。真木は適役だったというべきだろう。柄本は相変わらずの怪演だった。
非常に濃密な映画で、見応えがあった。ただ、音楽が凡庸過ぎたのが残念だった。
(映像5+脚本5+役者4+音楽1+演出5)×4= 80 点
ストーリーは重厚な社会派ドラマ。生きづらい宿命を背負う、登場人物たち。でも、自分の人生を交換するほどの生きづらさってなんだろう。交換すれば生きやすくなるのか?
窪田正孝のまとう暗さが役によくあっていた。安藤さくらはセリフの間合いが素晴らしい。愛情深い役柄がよく表現されていた。
旅館の次男坊が、自分の戸籍を捨てるほどの苦悩があったのかは、よくわからなかった。あのお兄さんは、弟が亡くなっているのを望んでいるみたいではあったが、失踪前にそれほど、酷いことしたの?一体何があったのか?
あと、疑問なのは、殺人シーンで去って行く人、窪田正孝でしたか?別人に見えたよー。
ゆっくりとしたテンポだけど、話に無駄がなく最後まで集中しっぱなしで観終わった。
最初はタイトルの意味が分からなかったけど、ある男が亡くなってから実は身元不明者だと知る。
あ、そういう事か。
あと窪田君が主役だと勘違いして、え?もう死ぬの?って(笑)そしたらブッキーが登場、ここからが更に面白くなる。
あ、そうだった、主役はブッキー。。。(汗)
その他配役がちょっとだけの場面に多数の面々も良かった。柄本明なんか出たら面白くないわけがない。
ラスト、あれは謎。
不気味な終わり方だったけど、ゾッとするより意味が分からなかった。
大佑だったって意味なんだろうけど、城戸で名乗ってたよね?
ん?大佑はいつから?
解明してから名乗り出した?
もう一度、WOWOWで放映したら復習が必要だ。