ベストセラー作家・湊かなえの同名小説を映画化し、戸田恵梨香と永野芽郁が母娘役を演じたミステリードラマ。ある未解決事件の顛末を、“娘を愛せない母”と“母に愛されたい娘”それぞれの視点から振り返り、やがて真実にたどり着くまでを描き出す。女子高生が自宅の庭で死亡する事件が起きた。発見したのは少女の母で、事故なのか自殺なのか真相は不明なまま。物語は、悲劇に至るまでの過去を母と娘のそれぞれの視点から振り返っていくが、同じ時間・同じ出来事を回想しているはずなのに、その内容は次第に食い違っていく。語り手となる母のルミ子を戸田、娘の清佳を永野が演じ、ルミ子の実母を大地真央、義母を高畑淳子、ルミ子の夫を三浦誠己が演じる。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「ヴァイブレータ」の廣木隆一監督がメガホンをとり、「ナラタージュ」の堀泉杏が脚本を担当。
母性評論(20)
父性は理解できるし必要性も感じる。
でもそれはパートナー次第のモノ。女性次第のモノ。子供への愛の形次第。
ただ母性あるなしの前に男女の愛の深さ、違いに衝撃を受けた。
男のソレとはあまりに違う。
母の愛の必要性を理解できるのは女性だけなのかもしれない。
この作品はどちらの証言が真実かどうかではないと感じた。経験、主観によって現実、真実は
こうも異なる。愛も。母性も。母への愛も。
6人の女性それぞれの深い愛。
男の僕にとってこんなに学びの多い愛の物語を初めて観た。☆6
あらすじを読むと、女子高生の死の真相を母と娘の視点から描くというように読めますが、冒頭のシーンで自殺した女子高生は、永野芽郁さんではないですよね、だって教師をやって
いるのだから。別人。この解釈でよいのだと思っているけどちがうのかな。劇場を出るとき、同じ回を見ていた人が『小説と違う。』と話しているのが聞こえました。原作読んでみようかと思います。それはそうと高畑敦子さんの演技素晴らしい。最高です。そして、永野芽郁さん朝ドラに出ていた頃はあんまりでしたが、この間のマイブロークンマリコもそうでしたが開眼した感がハンパないです。この2人の演技だけでも観る価値あり。
そこはかとなく居心地の悪さが漂う各人の感性。
ルミ子の感性はどこからきたのか、母性が形成したものなのか、それとも彼女が生まれながらに持っていたものなのか。はたして母性自体はどのように形成されるのか。
今回のキャストが登場人物を見事に演じているからこそ、座り心地の悪さをどこかに感じながら"母性"に人生を振り回される娘達と母を観ている。
母という存在は確実に誰かにとっては娘で、その娘が子供ができることで母になり得るのかは別のお話であり、また性別を問わず人は何かに依存することをやめられないのかそんなことを考えながら観た作品でした。
また永野芽郁さん演じる清佳がとても頭良く機転がきく子だなと、とあるシーンで妙に感心しました。
すんまへん。
主人公があんっなに愛情を受けて育ったのに
周りへ愛を与えることが出来ないのが全くわからなかった
共感できる人物もおらず
(大地真央くらい……?)
てか、予告となんか印象違いませんか
少女の自殺に対して母と娘の視点から見せて
最終的に真相は客に委ねる
みたいな感じと思ってたんだけど……
他の人のレビュー見て学ばせてもらおうと思います。
なんとかメイン女優二人の演技力で最後まで見せられた印象。
恵梨香様が娘の名前を呼ぶくだりが一番の見せ場だったかな、と思う。そこだけはぞくっとした。
あとクルマ好きとしては昭和の名車達がめちゃくちゃツボでした。
ていうか、冒頭の女子高生誰よ。
原作ちゃんと読もう。