オーシャン・クライシス 沈黙の核弾頭
プロット
中国
02月02日 台灣上映
METライブビューイング2023-24 ダニエル・カターン《アマゾンのフロレンシア》
プロット
アメリカ
02月02日 台灣上映
VESPER ヴェスパー
プロット
フランス・リトアニア・ベルギー合作
01月19日 台灣上映
バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト
プロット
アメリカ
01月19日 台灣上映
ジャンプ、ダーリン
プロット
カナダ
01月19日 台灣上映
カムイのうた
プロット
日本
01月26日 台灣上映
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SHE SAID シー・セッド その名を暴け評論(20)
実名で登場するアシュレイ・ジャッド、名前だけ出てくるグウィネス・パルトロウと90年代後半のハリウッドを彩るスターの名前が懐かしい。#Me Too運動を巻き起こした原点の記録という意味で興味深い話。
キャリー・マリガンのスタイルの良さが際立つ服装と立ち姿が印象的。
数か月前、本作の情報を見つけたとき、まずはキャリー・マリガンとゾーイ・カザンというキャスティングに期待を大きくしておりました。そして、当然のように素晴らしい仕事をしてくれています。お二人とも一つ一つの表情だけでうならせる説得力で惹き込まれます。
それにしても、アカデミー賞が近づき、前哨戦の結果や予想を見ていくとこの『SHE SAID』は作品賞や監督賞にノミネートが殆どありません。気になって調べてみると、どうも米国などでは#MeToo運動が随分と語られつくされた分、「あの頃のムーブメント」という印象で大きな評判に至らず、興行成績もやや期待外れの結果だったようです。
それに比べたら、日本で過ごす私にとって知らない(知ろうとしていなかった)多くの真実の「おぞましさ」に、本作を観て「知る必要性」を強く感じました。はっきり言って、企業などで啓蒙する「ハラスメント」についてのトレーニングなんかより、この映画を観た方が余程「事の重大さ」に気づかされます。
直接的・間接的な言動だけでなく、自分の意図と関係なくその「立ち位置」一つで加害者に加担していることもあり得るし、被害者からしたら全てが信じられなくなり恐怖と失望を与えてしまっているかもしれません。
公開初日の夜回、残念ながら(日本橋では)5番目のキャパのシアター。さらに残念なことに客入りは5割弱といったところで、さらに多くは女性。。。男性諸君よ、その何回目かのスラムダンク分の「時間とお金」をこちらに振り替えてはどうでしょう、と思うのですが勿論無理強いはできません。
私としては、流石、信頼のPlan B Entertainmentに「有難う、ブラッド・ピット」と言いたい作品。実に素晴らしかったです。
作品名を見ると、ユニコーンの曲を口ずさみたくなるけど、全く別世界。
画質、音質が違う様に感じるのは、スクリーンのせいなのかは知らないけど、いい感じ。
ラッシュの様に、畳み掛けてくる情報に戸惑いそうなるけど、目的が分かってるから、苦にならない。
気の小さい男が、金、権力を得た末の末路かと思うけど、氷山の一角なんだろうな。
日本じゃ作れない作品とは思いもしたし、制作にブラピの名前。
本気で業界を変えようする気持ちが伝わってくる。
性暴力シーンの再現シーンはない。ひと昔であれば、そのシーンをアピールするような本末転倒な作品もあったが、そんな商業主義とは一線を画している。
ニューヨークタイムズの記者が粘り強く取材を行い、名前を出すことに躊躇する被害者を辛抱強く説得する。一方で、被害を受けた女性たちは、今の平穏な生活が乱されることへのためらい、忘れたふりをしてごまかして生きてきたことへの後悔が錯綜して、心が千々に乱れる。
プロローグで、トランプ大統領候補(当時)のセクハラを告発した女性が、匿名の嫌がらせを受け、名前を出したことへの後悔する様子が描かれるが、勇気への代償がマイナスとなって帰ってくる場合があるから現実社会は恐い。だからこそ、記者達は最後の最後まで告発者の側に立つ。
聞き慣れない個人名が飛び交うので、登場人物の相関関係が把握しづらかったので、前もってWikipediaを見ておけばよかった。
小学生のころ妹をいじめて祖母に言われたことを思い出す。「自分より弱いものに手をあげる男は、下の下の下の人間」
ハーヴェイは、それよりも下の下の下であることは間違いない。