エドワード・ウッドワード

王立演劇学校在籍中の46年、舞台俳優としてデビュー。以降レパートリー劇団に所属し、イングランドやスコットランドを巡業する。54年、出演した舞台「Where There's a Will」の映画化作品でスクリーンデビュー。抜群の歌唱力でミュージカル劇でも活躍し、63年にはブロードウェイ進出を果たした。その後は、英国に戻りオリビエ・ローレンス率いるナショナル・シアターで数シーズンを過ごし、ノエル・カワードの戯曲にも多数出演。TVドラマ「Callan（原題）」（67～72）で成功を収めたのをきっかけに、「戦争と冒険」（72）や「ウィッカーマン」（73）といった映画でも活躍。85年には、50代半ばにして米テレビシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」（～89）の主人公に抜てきされ、元諜報員の探偵役を4年間演じ続けた。90年代以降は健康状態が悪化し仕事を減らしたが、米テレビ映画「ハリソンのNY事件簿」シリーズ（95、96）やアクションコメディ映画「ホットファズ　俺たちスーパーポリスメン！」（07）などに出演した。最初の妻で女優のベネチア・バレットとの間に生まれたティム、ピーター、サラも役者として活動。バレットとの離婚後、女優ミッシェル・ドートリスと再婚した。09年11月16日、79歳で他界。