デビッド・ボウイ

ロンドン出身。高校時代から音楽活動を始め、広告関係の仕事に就くも半年で退職。1963年にディビー・ジョーンズ＆キング・ビーズ名義でロックバンドとしてデビューを果たす。その後デビッド・ボウイと改名し、66年からソロ活動を開始。グラムロックを牽引する。同時期に舞踏家リンゼイ・ケンプと出会い、パントマイムや演劇の公演に出演。TV映画用の楽曲から生まれたアルバム「スペイス・オディティ」（69）で注目を集め、5作目のアルバム「ジギー・スターダスト」（72）で名実ともにカリスマスターとなった。ニコラス・ローグ監督のSF映画「地球に落ちて来た男」（76）の主演で俳優デビュー。両性的な魅力を放って高い評価を得、大島渚監督の世界的ヒット作「戦場のメリークリスマス」（83）でもその演技力を見せつけた。ファンタジー映画「ラビリンス　魔王の迷宮」（86）では主演と主題歌を兼ねた。以降も精力的に映画や演劇に携わり、さまざまな形で独自の音楽世界を築く。2016年1月、ガンのため69歳で死去した。息子のダンカン・ジョーンズが映画監督として活躍している。