50% 想看,共 108
評論 | 分享
ふくろうの河 プロット フランス 09月28日 1963 台灣上映
うちへ帰ろう プロット 109分 09月09日 2000 台灣上映
ふくろうの叫び プロット フランス・イタリア合作 03月08日 1997 台灣上映
いつもうしろに プロット 日本 08月12日 2023 台灣上映
川のうつろい プロット フランス 02月28日 1998 台灣上映
待ちぼうけの女 プロット 日本 06月13日 1946 台灣上映
いのちぼうにふろう評論(2)
仲代達矢が定七という 一番尖っていてキレそうな中心人物を演じている
獣のように勘も鋭い
遊び人風の与兵衛を演じた佐藤慶が 何となく色っぽかった
彼等が安楽亭で暫し和み その閉塞空間でのモチベーションが小雀や富次郎を助けることになってゆく処も面白かった
巨悪を知ってしまった自分達には未来がないかも…と薄々思っているような処も
同心金子(神山繁)が〈とかげのシッポ切り〉で済ませようと〈多勢に無勢な戦い〉を仕掛け
最後に前面にしゃしゃり出て来る処にも慢心が見える
安楽亭の造作(美術)や 葦原と水の風景
十三夜に底辺を思わせる船着き場から ゆっくり漕ぎだしてゆく舟と彼等の立ち向かうような姿、そしていちめんの薄(すすき)が美しかった
武満徹の音楽もよかったです
日本人の美意識のようなものも感じられました
ご禁制の抜荷稼ぎを生業とする住人達は、この窮鳥に自分達にはない「将来への夢」を託して「御上の罠」疑惑のある抜荷船へと静かに漕ぎ出した・・
---
最終場面、愛人(無頼漢)を失ってしまった一膳飯屋の娘(栗原小巻)のやるせなささに貰泣き・・
★なぜこの時代劇の名作がDVD化されないのか、残念で仕方が無い・・
(同監督の「闇の歯車」が、情感的には似ていて、こちらはDVD化済)