「七月と安生」など監督としても高く評価される香港出身の俳優デレク・ツァンがメガホンをとった青春映画。進学校に通う高校3年生の少女チェン・ニェンは、大学入試を控え殺伐とした校内で、ひたすら参考書に向かい息を潜めて日々をやり過ごしていた。しかし、同級生がいじめを苦に飛び降り自殺を遂げ、チェン・ニェンが新たないじめの標的になってしまう。彼女の学費のため犯罪まがいの商売をしている母親以外に身寄りはなく、頼る人もいない。そんなある日、下校途中の彼女は集団暴行を受けている少年を目撃し、その少年シャオベイをとっさに救う。優等生と不良という対極的な存在でありながらも、それぞれ孤独を抱える2人は次第に心を通わせていく。「サンザシの樹の下で」のチョウ・ドンユィがチェン・ニェン、アイドルグループ「TFBOYS」のイー・ヤンチェンシーがシャオベイを演じた。第39回香港電影金像奨で作品賞、監督賞、主演女優賞など8部門を受賞。第93回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネート。
少年の君評論(20)
受験者数923万人による「高考」、狭き門を巡っての熾烈な競争。
北京大学を目指す高校三年生のチェン・ニェン(チョウ・ドンユイ)、不良少年シャオベイ(イー・ヤンチェンシー)、若い二人が互いを案じ想う姿が切ない。
繰り返される凄絶なイジメ、若き刑事との交流、終盤でのドラマティックな展開…嗚咽する少女、互いに見つめ合う瞳。見応えがありました。
ーused to be
映画館での鑑賞
すごく良いです。
欲を言えばもっと設備の良い劇場で見たかった!(グランドシネマサンシャインやチネチッタ川崎レベルの最高の環境で見てたら間違いなく涙腺崩壊してた笑)
※渋谷のBunkamuraル・シネマのSCREEN1で鑑賞。
コロナで間隔を空けて販売してるからギリx2セーフやけど、それでも前の席のお客さんの頭が邪魔で没入できない!(座席の傾斜がないに等しく、SCREENも高さが足りない。全席販売で真ん前の席に座られたらSCREENの一部が頭で見えなくなる作りの古い欠陥のある映画館😠!※下手したら全く見えないかも)
※傾斜がないタイプならシネマート新宿見たいにSCREENを高くしないと駄目!(傾斜か高さか!)
つまらなかったのか、右に傾けたり左に傾けたり目の前でずっと頭が動いてて気になって仕方なかったです😢
武蔵野館のSCREEN1(同じ欠陥がある、他のSCREENは不明)やキネカ大森(SCREEN2、他のSCREENは不明)もそうやけど、こう言う運が悪いとちゃんと作品が見れない映画館って本当にありえない!
…なのに!
運が悪いことに都内は武蔵野館とBunkamuraしか選択肢がなく、初Bunkamuraにチャレンジしたらこれ😢
こんな素晴らしい作品なのに、この最悪な2つの選択肢しかないのはやはり盗作の件か。
※少年の君は東野圭吾先生の白夜行と容疑者Xの献身をパクって混ぜて作った盗作。
…って一部から声が上がってる件。
白夜行もガリレオも超がつくほど大好きな自分的には
※途中までは一切似てる部分なし。
※中盤手前くらいからかな、雰囲気が同じ匂い(ジャンル的な?)シーンはある(言われたらレベル!)
盗作とは思わない🤔
やっぱり日本人の中国に対しての負の感情?とかがあるからそう言うつまらない話が出てくるんじゃないかな…。
愚痴だらけになったけど、本当におすすめです✨(良い環境で見ましょう😋笑)
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クズ(貧困・いじめ)から抜け出すために、クズ(受験競争)のルールに従う事を決めた少女と、クズ(不良)で上等と居直り、クズ(暴力)のルールに従う少年。この二人が出会う事で、クズ同士の連帯が生まれ、クズから抜け出す道が拓けていく。そこには、二人の間に生じたエンパシーの作用があり、真っ当に生きる事は可能だと信じる大人のオーバーラン気味の関わりがある。成長の物語であると同時に純愛の物語。
過酷な現実を直視し、それでも人間の善性を信じる糸を手放さない製作者の意志を感じる傑作。
物語は、序盤・中盤の絶望的な状況からは想像できなかったハッピーエンドを迎える。しかも、その美しい終り方に強靭な説得力が宿っている。素晴らしい。
これは香港版”ホットロード”だと私は思ったね。(もちろん漫画原作の方)
バイクに乗る不良の男の子とガリ勉だけど家庭に問題を持つ女の子の純愛ストーリー。
語らずとも通じ合う部分がキュンキュンするんですよ。
エンドロールで「現在、中国ではいじめ問題に対し国を挙げて取り組んでいます」的なメッセージが流されるのは、やっぱり国の印象悪くしたくないからなのかな?