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未知との遭遇 特別編評論(3)
色んな人に迷惑を掛けまくり
最終的にトンズラする主人公には
これっぽっちも感情移入出来ません
母と映画を楽しもうと一緒に行った青春の思い出の作品。「宇宙」のイメージの基にもなった。改めて映画館で夫婦で見た。今、改めて見直してみると、40年も前、現在にもなじむ考え方が映像にできていたとは流石!の一言。登場していた人物の「今」をスピンオフで見られたらとも思った。これから「未知」の存在と対峙することとなった時、この作品は「既知」として参考にできると感じた。
内容は、非常におもしろかった。ストーリーは単純ながら、全体のつくりが非常に上手だ。宇宙人や出来事全体にスポットライトを当てるのでは なく、あくまで特定の人間を主役にしている。壮大なSFロマンであるにもかかわらず、親近感が持てる。
クライマックス シーンで、見たことある宇宙人が出てきて、がっかりした。スティーブン・スピルバーグは、宇宙人の着ぐるみを使いまわしたりせず、映画ごとに新しいものを用意するべきだろう。