自分の前世を知ってしまった主人公の姿を通して、過去を知ることで現在や未来は変わるのか、過去に安息を求める現代人がそこに何を見るのかを問いかける人間ドラマ。医療業界紙の記者・森下あかりは幼いころに父親を亡くし、未来にも希望を見いだせずにいる。ある時、取材で催眠療法の権威である松本教授の退行催眠療法を受けた彼女は、自分の前世が桃山時代に慶長伏見地震で亡くなった娘だったということを知る。その前世の記憶が真実かどうか確かめるため、ひとり京都の山崎を訪れたあかりは、歴史資料館の職員・早川の協力を得て、夢の記憶を頼りに調査を進め、そのことで現在の自分とも向き合っていく。脚本・監督はこれが劇場映画第1作となる渡辺シン。主演は新鋭・加藤千果と、カンヌ国際映画祭ある視点部門で上映された「ONODA 一万夜を越えて」など数多くの作品で活躍する津田寛治。
水面のあかり評論(4)
医療雑誌記者の女性が前世療法という催眠療法を被験して文禄5年(1596年)7月13日の京都大山崎にいる自身の前世をみて巻き起こっていくストーリー。
何で第三者視点?というツッコミどころも忘れてしまう程ご都合主義全開だけど、それすらどうでも良い程伝わって来ない。
これは自分の理解力不足ですかね?
主人公は何を求めてそんなに必死になっていたのか?そして何で急に晴々しい表情になったのか?父親のこととの繋がりも???
何がしたいのか何をみせたいのかまるで理解出来なかった。
予算が少なくて(多分)俳優さんには言いたい事があったけど、脚本が練ってあるのがひしひしと伝わってきて退屈しませんでした。
次回にも期待します。