50% 想看,共 120
評論 | 分享
赤いグラス プロット 日本 05月18日 1966 台灣上映
赤いアモーレ プロット イタリア 01月08日 2005 台灣上映
赤い糸 プロット 日本 12月20日 2008 台灣上映
赤い唇 プロット ベルギー・フランス・ドイツ合作 09月04日 2021 台灣上映
赤い玉、 プロット 日本 09月12日 2015 台灣上映
赤い風車 プロット イギリス 01月01日 1900 台灣上映
赤い河評論(7)
苦手だった西部劇のイメージを覆す、壮大な物語。何と言っても、モンゴメリー・クリフトの端正な表情にうっとり(西部劇でかなり汚れた格好なのに…)。入れ歯ネタで時々笑える場面もあったり、最後はめでたしメデタシで、娯楽映画として良くできていると思います。
赤土が混ざり文字通り赤い泥水が流れている
もうひとつ1万頭の牛の群れも意味しているのだ
牛の大群が流れる様に大平原を進むさまは正に赤い肉の河だ
1万頭もの牛をテキサス州リオグランデ辺りからミズーリ州多分セントルイスまで1600キロを走破を目指す物語だ
途中そのほぼ三分の二を進んだ辺りのレッドリバーを北に渡った頃、ある事件が起こり目的地が変わる
それでも新たな目的地カンザス州アビリーンでも全行程1000キロ
これを数人のカーボーイだけでやり抜かねばならないのだ
途中インディアンの襲撃にも怯えながらだ
意気揚々と出発する際のヒーハー!の掛け声はこれこそカウボーイの姿
カメラが雄大な西部の大平原を進む牛の大群を見事に捉えている
その牛の大群が大暴走するシーンは圧巻!
CGでは決して出せない本物の映像の力だ
そして困難な一大プロジェクトに挑むリーダーの孤独、さらには世代交代の物語でもあった
これにより単なるアクション映画の西部劇ではなく深みのある人間ドラマになった
流石はハワード・ホークス監督だ
全くまどろむことなく見応えある物語を展開してくれる
ラストシーンのカタルシスは素晴らしい
困難な仕事を自分に代わり達成してみせた若者に、世代交代を認めた瞬間のジョン・ウエインの晴れ晴れとした嬉しそうな顔の輝きこそが、本作のテーマが完結したシーンだ
最高の西部劇のひとつだ
名作として語り継がれるだけある