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ドント・スクリーム プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
ドント・ストップ プロット イタリア・ベルギー合作 01月28日 2022 台灣上映
ネバー・ダイ プロット フィリピン 06月26日 2020 台灣上映
ダイ・ハード プロット アメリカ 02月04日 1989 台灣上映
デッド・フラワーズ プロット 日本 01月01日 1900 台灣上映
ザ・デッド プロット イギリス・アイルランド・アメリカ合作 01月01日 1900 台灣上映
デッド・ドント・ダイ評論(20)
近づく地球の終わりとまずい結末に少しずつゾクゾクしてみたり、ユニークなゾンビたちにヘラッと笑ってみたり、時折挟まれる風変わりなシーンに少し驚いてみたり。
確実に非日常が侵食しているはずなのに、常に柔らかくてのほほーんとした空気に包まれている。これが「ジム・ジャームッシュ節」というものなのかしら。
居心地の良い空気感にのんびり浸れるゾンビ映画って、あり?…あり!
「言葉を発するゾンビ」というのが新鮮だった。
コーヒーだの、Wi-Fiだの、シャルドネだの…「今一番欲しているもの」を繰り返し声に零しているのかな。
私がゾンビになったら何を言うかな、と考えてみたりして。今一番欲しいもの、なんだろう…ボールペン?香水?服?恋人?靴?マスク無し密密密の日々?欲が深すぎて絞れないな!
程よい個性を持った登場人物たちが愛おしい。
彼らと彼女らのゆるい掛け合いも好き。
少年院みたいな所の3人組がお気に入り。彼らはどこに行って、どうなったのか。気になる。
そして何より強烈だった、ゼルダのキャラクター。
直角に曲がる歩き方が好き。
ドラァグクィーン風磨の死化粧のシーンがツボで、声に出して笑ってしまった。ギャグ線高いのでは。
終盤の衝撃的な展開にも心奪われた。本当に何なの。
彼女のキャラクター性が映画の中でアクセントになっていたと思う。
この映画は何か伝えたいことがあったのかしら。
良い気分で観ていたけれど、特にグッと胸掴まれるようなことはなかった。
スリルも何もないし、でもラスト辺りはなかなか素っ頓狂で面白いし…なんとも不思議な感覚になる。
結局私、何を観ていたのかな?という気分。
メタ的な発言や小ネタにニヤリとできて良かった。
すごく面白いとは思わないけれど、確実に好き。
絶対にオススメしません。
これは、もう、役者たちの良さと、
ジム・ジャームッシュの、その配役のセンスと、セリフや衣装や音楽や演出や、
なんとなく醸し出すオシャレ感を楽しむ感じではないでしょうか。
自分だったら、ゾンビになったら映画館に行くだろうなぁ…。
アダム・ドライバーの朴訥な感じがツボ。
普通のオールド映画ファンの戯言です。なんとなくレビュー残しておこうかなと。
ジム・ジャームッシュはあの都会的な抒情詩感のセリフ(翻訳ですがね...)、独特のズレ(間?)にグルーヴを感じてハマる人はハマる、のは周知の通り。
私もその一人で色々観てました。まあ、信者なんでしょう。
今回の映画も、俳優さんはもう色んなジム・ジャームッシュ映画でよく見掛けた方々。
そして色んな部分に散らされたジム・ジャームッシュ映画のネタ。
イギーゾンビのコーヒー&シガレッツ、クリーブランドの3人組はストレンジャー・ザン・パラダイス、脱走する3人は(多分)ダウン・バイ・ロー、日本刀持った葬儀屋はゴースト・ドッグ、他にも自身の映画だけでなく他の監督の作品の小ネタ?やイジリも散りばめて
やりたい放題。イカすなあ...。何だろう?ふざけてるのに、何か意味ある様な方に見えてくるのはやはり自分が信者だからでしょうね...。
世の中で起こってる異常気象から人間が起こした色んな愚かな事件や蛮行、ファッションも映画もメディアも、スマホの便利さの依存症からwifiを探し彷徨く若者ナドナドもを、、
シュールに、皮肉たっぷりに、自分の映画を含めた映画と言うもの自体もおちょくって、
そして最後の世捨て人ボブ(トム・ウェイツ)のセリフなのかなと....。
信じられない事に、シアターが自分と友人の二人だけの貸し切り状態でした。
おかげで人を気にせず「あー!」とか騒いでビール飲みながらポップコーンばくばく食べながら観れたので楽しかったですが、ちょっとジム・ジャームッシュの人気を心配してしまいました。