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シルミド SILMIDO評論(10)
すばらしい。迫力あるシーンが続く。軍隊の中に生まれる人間同士の心情も描写されている。中でもすばらしいのがストーリー。テンポがよく、しかも新鮮でスリルに満ちている。最高だ。
もはや、悲劇としか言いようがない…。
国家のためにアイデンティティーを剥奪され、命懸けの過酷な訓練を課せられ、最後には政府の保身のために見捨てられる…なんとえげつないのだろうか。これが実話なんだから恐れ入る…。
南北融和政策の影で隠蔽されて来たことを告発し、真相究明の発火点となった本作ですが、あくまでもフィクションなので実際とは異なる描写があることは否めません。
部隊に集められた人々は必ずしも犯罪者ばかりだったというわけではないそうですし、訓練内容もより過酷で人間性など皆無な凄惨を極めるものだったそうです。
しかし、それらを差し引いてもあまりにも残酷過ぎる事実であり、当時の韓国の政府の対応に憤りを隠せませんでした。ラストの風化していくコインロッカーが印象的でした。もしかしたら、我が国でも…。
国家によって、昨日のヒーローが今日の悪になる。そして成敗の対象になる。
実尾島に集められた男たちの召集事由も心苦しく悲しいものだが、ある日突然捨てられることになる理由も心苦しく悲しい。
15年ほど前の鑑賞で細かなディテールは覚えていないものの、実尾島に集められる人々が「犯罪者」という設定だということはハッキリ記憶している。
国家によって、犯罪者がヒーローにもなり得、また犯罪者ゆえに不要となれば簡単に捨てられる。
国家権力の腐敗をより分かりやすく描くためにそう設定したと思うが、実話に基づいて創られたことを考えると、「元犯罪者」や「囚人」という設定にはあまり賛成出来ないところ。描き方次第では遺族への風評被害など生みかねないのではなかろうか。中には集団で行方不明になっていた青年たちが実は部隊の一員だったというケースがあったそうだ。
とは言え、それも映画によって事件の再捜査が行われた結果判明したこと、やはり映画の持つ意味は非常に大きかったことが窺える。
1960年代と言えば、アメリカでも、カストロ暗殺を狙い亡命キューバ人を訓練してキューバに送り込んだピッグス湾事件もあった時代。キューバ危機もありましたね。また、韓国はいまの様な民主化された政権ではなく、軍人が政権を取っていた軍事政権時代。様々な、語り尽くせない複雑な要素が、この事件の背景にはあります。決して時代のせいにはしたくありませんが、冷戦がなくなった時代に生きる今の我々には、想像もできない時代だったと言うことですね。
それにしても韓国映画は凄いね。徴兵制があり、一定年齢以上の男性国民は全て軍隊経験があるからと言えばそうかもしれないけど、銃撃戦などの戦闘シーンがリアル。でも、実際、結構人が死ぬんですが、それほど嫌な感じはしませんでしたね。むしろ、最後は泣きそうになってしまいました。