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08月23日 1963 台灣上映
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03月25日 1987 台灣上映
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主人公は僕だった評論(17)
異常に几帳面な国税局職員ハロルドはある日突然自分の行動をリアルタイムで語るナレーションの声が聞こえるようになる。そして声の主はついに彼はやがて死ぬと告げる・・・声の主は一体誰?自分の死は本当にやってくるのか?彼は声の主が悲劇ばかり書いている実在の小説家であることを知り、また自分が彼女の未完の新作の主人公であることを知って愕然とする。そして意を決して彼が起こした行動とは・・・。
まず脚本が抜群に面白い。未完の小説が元ネタなのにセリフで語る部分を必要最小限にとどめて映像に語らせている演出も素晴らしい。何でもかんでも全部セリフで語ってしまう何丁目のナントカみたいな映画はお百度参りしてから出直して欲しいと思いました。主人公が恋をするパン屋のオーナー役、マギー・ギレンホールがとてもキュートです。
誰がこんな邦題をつけたのか、もっと適した題名があったはず。
有りますが、笑うシーンは少なく、むしろ
真面目な演技に引き込まれてしまいます。
大した登場人物はいないのですが
ダスティン・ホフマンが流石の存在感です。
オチが見えるとか中途半端だとかのレビューも
有りますが、私は結構感動しました。
まず、アイデアが面白い。
観るまではサスペンスかなと思いましたが
何の何の心に、響くストーリーです。
確かに細かい辻褄や背景は何故?って場面も
有りますが根本的なテーマが明確でそれを
描ききるって素晴らしい事です。
少しネタバレになりますがきっとあなたも
いつしか考えてしまうでしょう。
小説家と同じで悲しいラストを
観たいか観たくないか、あなたはどっち?
内容はある男、ある日突然、自分の行動に女のナレーションがつくようになる。なぜなら、ある女流作家の登場人物になってしまったからなのだ・・・。というのがあらすじ。ジェイク・ギレンホールの姉、マギー・ギレンホールも出ています。単なるコメディーかと思いきや、なかなかどうして結構話はおもしろく(荒唐無稽ですが)良質ファンタジーといえると思います。ほろっと来てしまいました。
意外に(?)おもしろいので、掘り出し物だと思いますよ。