原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で医学を学んだ青年保本は、医師見習いとして小石川養生所に住み込む。
養生所の貧乏臭さやひげを生やした無骨な所長赤ひげに反発する保本は、養生所の禁を犯して破門されることすら望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさに触れ、また彼を頼る貧乏人に黙々と治療を施すその姿に次第に心を動かされていった……。
ひき逃げ
プロット
日本
04月16日 1966 台灣上映
ひき逃げファミリー
プロット
日本
12月19日 1992 台灣上映
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プロット
日本
04月19日 2008 台灣上映
黒ひげ大旋風
プロット
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01月01日 1900 台灣上映
スカートの翼ひろげて
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プロット
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赤ひげ評論(20)
DVDで鑑賞。
原作(山本周五郎「赤ひげ診療譚」)は未読です。
黒澤明監督の理想が描かれているなと思いました。
弱者への献身と限り無い奉仕。弱き者を決して見捨てず、他者には常に慈愛の精神を持って接すること。こういった思想が全編に渡って描き込まれているなぁ、と…。
それを身を持って体現する象徴が、赤ひげ先生(三船敏郎)。貧しい患者たちには無償で医療を提供し、困っている人がいれば助けずにはいられない…。人間の鑑と言うべき人物像でした。三船敏郎の演技が心に染みて来ました…。
加山雄三演じる新米医師は、初めの内は赤ひげ先生の教えに反発するものの、様々な事情を抱えた患者たちと接していく中で次第に考え方を改めていき、人間として成長しました…。
赤ひげ先生を主人公とするのではなく、この新米医師の成長物語を通して、人間の素晴らしさと尊さを、真摯な眼差しと優しいカメラワークで捉えていく構造にしびれました…。
――
格差社会や貧困の問題を、ときには冷徹に、ときには情感たっぷりに描いた珠玉の名作だなと思いました。
出演者が驚くほど豪華。端役にまで豪華な役者がいて本当に驚いた。出演者のレベルが半端じゃなく高い。観応え十分だった
劇中の小石川養生所は、あの当時(1700年代)、目安箱から集められた民の意見に基づき、幕府主導で行なわれた貧困対策。これにまず驚く。同時代の他国ではありえない。日本流の民主的統治は上手く回っていた。前々から感じていたが、日本の最盛期って実は江戸時代だったんじゃないかと思う。(そうならないことを願うが笑)
我々の民主主義精神のルーツは、この江戸時代におけるトップ主導の民主的統治にある。しかしこれは、欧米の共同体主導の民主主義とは全く食い合わせが悪い。
明治政府は日本と欧米の民主主義の違いが分かっていた。だから明治維新は成功した。しかし戦後の日本政府は、この違いを忘れた。そして今こそ、思い出すべきだ!
余談ですが、小石川養生所の設置は大岡忠相の主導により行なわれたが、その貧困の原因である享保の改革の大失敗を引き起こしたのも大岡忠相(笑
・・・と、映画の話と大分逸れたな。
患者さんを中心にした人間模様です。
でも、もうちょっと赤ひげ先生の魅力を全面に出してほしかったです。
地震の後のセットは凄かったです。さすが黒澤監督だなあ、と思いました。
貧民はタダ、富裕層からは言い値の診察代、患者を入院させるためなら怪我人も出してしまう!赤ひげ先生。
勧善懲悪な世界観で、弱者の味方、正義のヒーローという描き方をされており、医師として診断・治療に苦慮するという場面はあまりありませんでした。現代と比べて検査も治療も選択肢が少ないため、やっていることの趣旨がだいぶ違うのは仕方ないにしても、容易な診断ばかりで違和感が続いてしまいました。いくら当時でも吐かせたい時に仰向けに寝かせておかないだろうとか…医学考証は???でした。
本題は医療というよりも、患者達が辿ってきた不運な生い立ちによる心の病や死に様がクローズアップされていました。彼らが抱えてきた不幸の根源である「貧困と無知」を一向に解決しない社会で、その格差や歪みこそが赤ひげの治療対象のようでした。
脇役まで豪華俳優陣、彼らの渾身の演技が引き出されています。モノクロだからこそ際立つ眼光。一切妥協のない美術。メタボ殿様(^^)。
青ひげだったら随分違う趣旨の話になったなぁ…なんて(^^;)。
個人的には、神妙な表情で傾聴している三船敏郎より、武具を振り回して暴れ回っている三船敏郎が好きです(^_^)。