「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ
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ソワレ評論(1)
冒頭の演技レッスンのシーンで「リアルではなくリアリティ」と書かれていて、エンターテインメント・フィクションとはそういうものだが、この映画はリアルにこだわったドキュメンタリーのようなタッチ。セリフも少なめで、その空気感で伝えようとするものがある。
演技が教えてくれる。消せない過去があるとしても、いつだって強く信じれば何者かになれる。変わることができるんだと。
唯一の希望は笑顔で前を向くこと。
ところで、あれだけインターホン恐怖症だったのにそこはすぐ開けちゃうの?そんないきなり信頼して全速力で逃げられる?電車乗る前に血は落とした方がいいんじゃない?とか…ちょっといろいろ気になってしまった。
芋生悠の文字通り身体を張った演技は見ものなのでファンは必見である。
※試写会で観させてもらいましたが、奇譚のない率直なレビューを心がけています。