オフィシャル・シークレット

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How do you plead?
Guilty or not guilty?
って、裁判長が言った後にキャサリンがどのように答えるのかとこっちが身構えているとプロットが1年前に変わるって、安物の日本のテレビ番組じゃあるまいし「それではCMの後で」なんて、ダサい演出の始まり。しかも旦那と "Bang,bang" している場面につなぐし、定番の女性蔑視的描き方だし、いきなり見る出鼻をくじかれ、食指をへし折られた感覚ってアリ？

The Observerの新聞の見出し
Revealed: US dirty tricks to win vote on Iraq war
それでも話は紙芝居のように一枚めくるごとにプロットが進むように理路整然と話が運んでいき、飲み込み易い流れに明確に分かるような視覚化を綿密に計画されたシナリオに出来上がっている。
それもそのはずで、この「オフィシャル・・・」には少なくとも5人の脚本家が関係している。監督のギャビン・フッド、サラとグレゴリー・バーンスタイン夫妻、とそれに加えて映画の原作であるノンフィクション「The Spy Who Tried to Stop a War」の作者であるマーシャ・ミッチェルと元FBI捜査官の故トーマス・ミッチェルがシナリオのアドバイザー的存在として参加している。
脚本家の一人サラ・バーンスタインがイギリスから戻ったミッチェル夫妻とLAで昼食をとった時の会話の内容をNantucket Film Festivalに語っていた。「 マーシァとトムと内部告発について健全な議論を交わしました。 グレゴリーや私もそうです。私たち4人はすべて、キャサリンの動機の純粋さを完全に尊重しています。 彼女は理性に基づいて、良心から行動しています。 作家にとって、それは豊富な資料であり、国民が議論することを望む主題です。 政府が大規模で結果的に生じる事について嘘をついているときに、市民は何をすべきかを。」(2019年6月20日インタビュー記事より)

It's fake. We've printed a fake fucking memo from Yvonne fucking
Ridley！ Oh, you fucking idiot. There. You see it? Because the
Americans did, "Favourable. " F-a-v-o-u-r. Some English c*nt has
tried to fake an American NSA memo and you fu*king schmucks
fell for it.
"安保理にイラク戦争開戦を承認させるための通信傍受要請" という匿名のスクープをブライト記者が新聞に載せ、時代の寵児となった時、NBCがインタビューのキャンセルをする電話がかかってくる。FOXがするなら分からないでもないが。NBCが何故？DRUDGE REPORTを見ろとの内容... ここで映画「大脱走」でもあったイギリス人とアメリカ人の初歩的でしょうもないスペルミス... スペルミス・チェックのパラドックス。その事が後に機密漏洩をした国家反逆罪を犯した諜報機関GCHQの職員キャサリンに国家権力が否応なしの報復を見せしめ的に繰り広げられるシナリオとなりお客さんは皆さん、正義のために生きた正直者のキャサリンに肩入れをし、揉み消しに躍起な姑息な精神的にキャサリンを追い込む政府側のやり方に怒りも覚える方も多いようだけど... 最後の曖昧な裁判結審はどうでも良くなってしまう。

ただイギリス人に正義は存在しないと考えるものにとっては、取材元のキャサリンであったり、イギリス政府であったり、X-Menを子供から失望という言葉を覚えさせた製作者であったり、差別主義国出身のコモンウエルス出身のギャビン・フッドなんて、すべての方々がどいつもこいつも4枚舌ですから、ひねくれ者ですから、イギリス人ですから、何か？だって虚言癖で有名な「王様と私」の原作者のようにキャサリンも世界を巡り、彼女がただの自己顕示欲の塊に見えますもの... 最初はメガネをかけてインタビューに答えていた彼女もしばらくすると外して多くのマスコミに露出している。"キャサリンの動機の純粋さを完全に尊重" ってどの口が言わせたのか？

個人的には面白く作っているけど後味の悪い映画で最後まで見る気のない映画といえる。でも多くの人が面白い映画ともろ手を挙げて喜んでいます。何か？

オッと忘れてた "イギリス女性は一週間に一回しかチョメチョメをしない" とは...
"SHOCK as 8.4million Britons reveal they shower just once a week(Aug 30, 2017)"
120年前に創刊したイギリスのタブロイド紙：デイリー・エクスプレス (Daily Express)に載ってたという後付けよりは、何十年も前に南の国の3本の指に入るモトクロッサーを扱うレイサーの彼からじかに聞いた言葉より。期待外れかな？ その十代の若々しい小柄でハンサム・ガイの事を思い出すにつけ、その言葉自体よりも同じコモンウエルスなのに何故、そんなことを言うのか？分からないままにしていたもどかしさより。あたしってウブだったのかな？

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英国版　自分があの職務ならどうしていただろうと思った　大統領の陰謀、バイスも観たので話は分かりやすかった　それにしてもGCHQって誰がアクセスしてコピーしたかも分からないなんて職員の監視が甘い　広島にも所縁がある方のよう　国は非を認めた、もしくは掘り返されたくなかったのか、さぁどうなる？かってところのクライマックス法廷は実にあっさり終わってしまいました ご本人は似ても似つかない金髪でした

「9.11」という数字の意味を知らない人はいないのですが、「9.11」のすぐ後にアメリカとイギリスが起こした「大量殺害」の話は、すっかり忘れ去られている気がします。
「9.11」が起こった後のアメリカのブッシュ大統領は、突然「悪の枢軸」と言い出し、イラクが核爆弾などの「大量破壊兵器」を持っている、と言い放ち、「9.11」の黒幕は（石油大国の）イラクのフセイン大統領だと決めつけました。
日本も賛同した「イラク戦争」は、すでに証明されているように、実はアメリカ政府が「でっち上げた嘘」に因るものだったのです。
本作は、イギリスの諜報機関に勤務する女性職員が、無理やり戦争をしようとするイギリス政府に「おかしい！」と感じ、マスコミにリークする実話を描いています。
同じテーマの作品としては、昨年に公開された「記者たち　衝撃と畏怖の真実」や「バイス」がありますが、これらはアメリカ視点で描かれているのに対して、本作は、イギリス視点で描かれている新しさがあります。
キーラ・ナイトレイの演技が良く、しかも、彼女の扮する「諜報機関職員」が主役のため裁判も関係するなど、物語としても、昨年のアメリカ視点の2作とは違った展開をしていきます。
「イラク戦争」での死者は、本作では「イラク人が15万～100万人、アメリカとイギリス軍は4600人以上」とされています。
いずれにしても、2000年代の、これだけ情報が行き交う社会で、100％の嘘で、平然と民主主義代表のような国が数万人以上もの人を殺してしまうわけです。
歴史に「もしも」は、ないのですが、「過去」(と言っても、まだ10数年前の話ですが…)からの教訓によって「未来」を変えることはできると思います。
その意味で、本作の役割は非常に大切なものだと感じます。

みなさんのように、レビューをうまく書けませんが
見た感想です。
キーラ・ナイトレイの表情が印象的で、最後まで緊張感のある映画でした。
専門用語が出ていますが、他はそれほど難しい英語ではないので
見終わった後に、久しぶりにいい映画を見たと印象が残りました。