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キーパー ある兵士の奇跡評論(20)
サッカーにほぼ興味はなく主人公についての知識は皆無で観賞。
1945年イギリスはランカシャー収容所に入り、サッカーに興じる集団にタバコを賭けてPK勝負!を挑むという始まりで、いきなり超絶セービング!!
地元サッカーチームの監督に才能を買われると共に、その娘との関係を築いていく前半はしっかり葛藤や心情の変化が描かれており、とても面白かった。
ただねえ…後半、記者会見での非難の嵐や、バスを降りれば襲われそうな程の人だかり。
スタジアムでもブーイングの嵐な流れからの上り調子。
舞台裏での嫁の件こそあったものの、それに繫がる主人公の演説や活動みたいなものもなく、だだ、有名人に流されるアホな民衆の掌返しという、「人間の気持ち悪さ」を強く感じてしまったし、生々しさが無い中でのフラッシュバックは、取って付けた様な演出にしか感じられず。
それを狙ってつくられていたり、結果としてでもそれが自然な流れだったら良かったんだけどなぁ。
なんて書くと、おちゃらけ映画かと感じられてしまうかもしれないが、本編は、戦争で戦った相手国人を、戦後にどれだけ許せるか、という真面目で重たい話。それを実話に基づいて、紡いでいくもの。
映画のタイプとしては、主人公や周囲の心の葛藤や心境の変化をダイナミックに描くというよりは、起きる事実を淡々と描くことで、観客の想像に委ねるスタイルだった。
終わった瞬間の俺の印象は「いろいろあった、だな」だからね。映画館を出てから、思い返していく映画。
主人公は、サッカーの能力が抜きん出ていたからそのプレイを見せることで、「ドイツ人め」という罵声を、歓声に変えていくことができた。これは稀有な例で、多くの在留を選んだドイツ人の多くは敗戦国民であることで、侮蔑や偏見を受け続けたのかもしれない。でも俺は、主人公の存在が、侮蔑や偏見を、なくしていくことに役立った、と信じたい。
「あいつだけは、ドイツ人だが特別だ」と言う人間ではなく、「あいつが見せてくれているように、ドイツ人だって、俺たちとおんなじだ」と言える人間に、なりたい。
美男美女の共演は、気持ちよく映画を観られるので、よかったです。
おまけ
当時は、試合中の選手交代が許されないルールだったんだね(負傷退場でも、残る10人で戦うルール。Wikipediaによる)。なるほど、スポーツのルールもこうして選手を守る方向に変わってきたんだなあ。これも勉強になりました。
実話。見る前にWiki参照しました。バート・トラウトマンのYouTube見ました。史実にほぼ忠実でした。でも映画の作り手はちょっと変化球をいくつか入れて来ました。そして、それは大筋を壊さずに、泣ける味付けで、大変評価できるものだと思いました。
戦争シーンから始まります。
野生のシカが出て来ます。
捕虜になります。
たばこをかけて、PKやります。
フレイア・メーバーはスコットランド・グラスゴー出身の若手女優ですが、一昨年「モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト」を観て、個性的で素敵だなぁと思いました。そのあと、コメディ映画の「契約破棄していいですか?」でも、癖のあるヒロイン役ですっかり魅了されてしまいました。今回は、旧東ドイツから気球で西ドイツに家族で亡命する実話の映画「バルーン 軌跡の脱出飛行」で、古いミシンで気球を連日の徹夜で縫う地味な役だったデヴィッド・クロス(ドイツ出身)との共演で、とても楽しみにしていました。彼はあんまり大柄ではないのですが、とても良かったです。日本代表ですと、川口タイプでしょうか?身長があり、大きいキーパーはFWに与える心理的なプレッシャーが大きな武器になるのですが、ファインセーブの映像は彼ぐらいがちょうどいいですね。そして、これは史実ですが、バート・トラウトマンはハンドボールの経験もあり、スローイングがすごい。相手のシュートをキャッチしたあとのキーパーからの素早い縦攻撃場面が多かったです。
「フィッシャーマンズソング コーンウールから愛をこめて」で長老のおじいちゃん役のデイヴ・ジョーンズも出ていて、期待を裏切らないいい映画でした。
私はフレイア・メーバーの表情、一挙手一投足を見逃さないように集中していましたが、実にみごとだと思いました。成長著しいです。勝ち気な性格ながら恋する乙女心が仕草から滲み出ていて、それでいて、彼女の持ち味でもあるバリバリ男勝りな面。カッコいいと一言で言ってしまうのはちょっと陳腐。そばかすがすごいですし、目も大きい訳ではないし、ちょっとやさぐれ顔なんですが、それがいいんです。すみません。個人的感想ばかりで。青田買いしておいてよかった~
ネタばれレビューはあまり面白くないですが、一言言っておきたいことがいくつかあります。
まだ観てない方は以下はなるべく読まないで下さいね。
1.長男が5歳で交通事故で亡くなったのは事実。それから、夫婦仲がギクシャクして、結婚後10年で離婚しています。映画では離婚には一切触れていません。長男が死んでから、マーガレットは夫婦生活が苦痛になります。その演技もとてもリアリティーありました。アイスクリームを一人で買いに行かせたのが事実かはわかりませんが、夫婦の話しとしても苦し過ぎてつらい。それでも、あなたの息子だけじゃなくて、私の子供でもあるのよ。前に進むしかないじゃないの。と、夫の背中を押す妻役はただ綺麗なだけの女優さんじゃなかった。
2.収容所のスマイス軍曹(ハリー・メリング)とのちにお墓参りで突然取っ組み合いになるシーンはちょっと唐突でしたが、サッカー辞めないでくれとスマイスが言う場面は泣けました。スマイスがバートに返す小さな木彫りの鳥(銃殺された少年のネックレス。大事にバートが隠し持っていた)を返す。そういえば、バートとマーガレットと急に近づいたきっかけも黄色のインコ🐦でした。スマイスも本当は優しいいい人。戦争は人に全く選択の余地を与えないで、突き進ませることが最もつらく、悲しいことです。バートの誰にも言えなかったトラウマが明らかにされる大事な場面でした。自分の子供の死が、その子供を救えなかった自分のせいだと思うバートの気持ちを表す幻覚シーンが秀逸でした。さすが、映画。
3.FAカップ決勝戦(1956年)後半15分の相手のラフプレーでの頸椎多発骨折場面(事実)で、病院での妻の姿や首のレントゲン写真が挿入されますが、時間が前後して、ちょっとわかりにくかった。実際、優勝メダルをかける時にはクビが曲がっていて、ものすごく不自然だったそうです。
4.マンチェスター・シティFCの監督が偉かった。その役のゲイリー・ルイスがカッコ良かった。映画では初試合は0-1 で負けていますが、バートはマンチェスター移籍後の初試合から凄い活躍で、バッシングから一転、大絶賛されたらしいです。スポーツが国を越え、人種を越えることは確かなことだと思います。才能があることは本当に素晴らしい。
5.シーズンオフにキャンピングカーで家族旅行するシーンが良かったですよ。フレイア・メーバーのブラウスにジーンズ姿が素敵でした。当時のファッションも地味ながらセンスよく、シックでした。主役のふたりによく合っていました。
6.マーガレットの妹役がおデブさんで、可愛かったです。美人のお姉さんの気を引くには、まず、妹にオモチャ買ってあげるといいかもね。
では、また。
非常に心温まるそして勇気をもらえる作品であった。
前半は主に戦争捕虜として生きるバードが描かれる。そして後半はマンシティのキーパーとしてイギリスで活躍するバードの姿が描かれている。
戦争を題材とした作品のため当初は重い内容なのかなと思ったが比較的優しい作品のため子供が見ても理解できるのではないか。
その為少し淡白に感じる場面も時折あるようにも感じた。
スポーツ作品が自分にとっては後半のマンシティで活躍するバードの姿は非常に興奮させられた。
戦争捕虜の過去やドイツ人という事もあって当初は批判の的となった。この辺りが良くも悪くもすごくマイルドにこの作品では描かれていたが、現実はもっと過酷な批判下の中でのプレーだったと思われる。
そんな中でも信じて共にプレーする仲間、監督、チームスタッフ。そして何より愛する妻マーガレットとその家族の存在があってこそ乗り越えられた事であろう。
そんな批判も黙々とプレーをし同時に最高の結果を残し続ける事で観衆を最後は味方にするわけだ。
これこそ真なるスポーツマンの姿でありとても興奮したシーンであった。
その後も長男を事故で失うなど困難が続いたバードとマーガレット。
それでも互いを信じ、そして許し合う事で前を進みづけた。
この許し合う事はバード夫婦に限らず、最初にバードを受け入れたマーガレットの父、そしてバードの必死なプレーを見守り続けた観衆もそうだろう。この許し合う姿もまたこの作品ではとても自然にそして美しく描かれている。
人は誰しもが過ちを犯す。もちろん過ちを犯したものは反省はしなくてはいけない。同時に周囲もまたその姿を見て時には許し、受け入れ共に生きていくことの大切さをこの作品では感じさせてくれる。
重ねていうが人は過ちを犯すものだ。そして同時に反省しなくてはいけない。ではその後はどうするのか。ひたすら前を向き今できる自分の力を精一杯発揮して一生懸命に生きる事ではないか。必死な姿、一生懸命に生きる姿は人の心を動かす。そんな事を改めて感じさせてくれる作品であった。