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追われる男 プロット アメリカ 07月31日 1955 台灣上映
溺れる人 プロット 日本 05月25日 2002 台灣上映
怒れる若者たちの遊び プロット スウェーデン 01月01日 1900 台灣上映
二十歳の恋 プロット フランス・イタリア・日本・ドイツ・ポーランド合作 04月01日 1963 台灣上映
二十歳の死 プロット フランス 11月08日 1997 台灣上映
濡れた二人 プロット 日本 11月30日 1968 台灣上映
十二人の怒れる男評論(20)
同時に陪審員裁判の恐ろしさ、「疑わしきは罰せず」・・・考えさせられました。
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三谷幸喜がやりそうな映画だなぁと思っていたらリメイク?パロディ?やってるんですね。こちらも観たいと思います。
ググってみたら真犯人は〇〇の息子だ!と出ていましたが、深読みしすぎ?!だなぁ・・・
シドニー・ルメットの初監督作品にして、法廷物の金字塔だと言っても過言では無い傑作。
殆どのシーンが陪審員の控室でのみ進行し、少年が父親を殺害した事件の裁判の判決を巡る12人の陪審員たちの白熱の議論が繰り広げられました。
大勢の意見が有罪に傾く中、陪審員8号(ヘンリー・フォンダ)だけが無罪を主張。陪審員8号の固定観念を捨て去り理路整然と組み上げられていく推理によって、徐々に他の裁判員の意見も変化していく様がスリリングでした。
証拠物件のひとつひとつを丹念に精査し、凝り固まった視点をほぐしていくことで、新しい事実が浮かび上がって来ました。意識を変えることで、見えていなかったものが見えて来る…。
何より陪審員8号の熱意に心打たれました。それぞれ違う考え方と意見を持っていたり、陪審員への取り組み方も様々な面子に粘り強く語り掛け、自らの想いを籠めた推理を元に議論を展開する姿がカッコいい…。
議論を交わして行く中で、男たちの背景が会話の中に浮かび上がって来るという展開も秀逸の極み。男たちの意見がぶつかり合う様は非常にサスペンスに満ち、ハラハラ・ドキドキで手に汗握りました。それがワンシチュエーションの中で目まぐるしく展開され、人間的な迫力に息を呑みました…。密室劇の極致だなと思いました。
緊迫感があって面白いだけでなく、エモさまで兼ね備えているとは、、
思慮分別の大切さ、感情的であることの愚かしさがよくわかりました。