ザ・グラッジ　死霊の棲む屋敷

一部ではマニア的な人気のリンシェイさん
まさか今作にもでているとは笑
相変わらずちょっと頭のおかしい役をやらせたらお似合いすぎてニヤニヤしてしまいます。
リンシェイの話はそのくらいにして、今作はハリウッドリメイク作は以前にもありましたがあまり内容は覚えていなくて繋がりはあるのかしら？
サムライミがかかわってるとなんだか期待してしまうので見に行きましたが、やはり日本版呪怨の独特のどんよりした雰囲気なホラーというよりはビックリ系ホラーになってしまっています。
あーなんかでそうだなあと怖い雰囲気からドーンと大きな音でくるんでそりゃあびびりますよ。
時系列がバラバラなのは本家譲りですがなんだか見づらいです。
伽耶子やとしおくんはでませんがそれなりに幽霊はなかなか怖いです。
頭からでてくる指はかなり怖いだろうなあ

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WHEN SOMEONE DIES IN THE GRIP OF A POWERFUL RAGE, A CURSE IS
BORN. IT GATHERS IN THE PLACE OF DEATH, BUT CANNOT BE
CONTAINED. ONCE YOU ENCOUNTER IT.... IT WILL NEVER LET YOU GO
過去の作品からの流れ　 "呪縛からのがれることはできない！"　... のっけから意味深なテロップ... ハウスナンバー44が映画「ザ・グラッジ　死霊の棲む屋敷」の呪われた、糸を引くような恐怖のメインの場所に... そして、"呪怨" フランチャイズを育てた清水崇の手を離れ、今回から一部のプロデューサーを除き、 "呪怨" 始まって以来のハリウッドのスタッフだけによる製作第一号の記念的映画の誕生となっている。

Once you step into the place where they died, it never lets you go.
This is never gonna end.
What will never end?
That house's grudge.
映画「呪怨　ザ・グラッジ3」から11年ぶりとなる本作。主演を務めるアンドレア・ライズボローという女優さん...　　過去に出演された映画「ナンシー」では嘘にまつわる、いわゆる虚言癖を題材にしたフェミニンな映画だったけれど彼女はその時よりもさらに痩せ、文字通り、何かに取り憑かれている.. 暗い映画がお好きになったのか？　冗談はさておき

映画「ザ・グラッジ・・・」が、定番中の定番のJ-ホラーに新しい命を吹き込もうとするディープ過ぎる試みをカジュアルなホラー・マニヤには、恐怖をそれなりに満足させている。　その努力や頑張りに対して、優しい彼らは映画製作者を傷つけないようにこう言うかもしれない... 　"それなりに上手くいったね"って

不滅・不変の負のエネルギーが異なる時間や次元をノンリニアー・ナレイティブ特有の非線形にプロットが時間を移動するたびに、地元捜査官であっても、映画「ザ・グラッジ　死霊の棲む屋敷」では得体のしれないホラーのいわば水先案内人と化しているマルドゥーン刑事 にリンクし、2年間という時を行ったり来たりする物語に... 一見複雑な、時間を超えるプロットであってもマルドゥーン刑事の捜査目線により、縦の時間軸にバラバラに存在していたパラレルなプロットがあたかも同じ平面に横並びに並んだような感覚になり、人物の動きがつかみ易く、またそれに伴って、ストリー展開に自然と向き合えるようになる。　それにともなってか、呪われた家の居場所を知らせる絶え間ない注意喚起のメッセージであるリマインダーが、レイバーン・ドライブのストリート名を幾度となく示している。

My mother listened to that ghostly sh*t. The older I get, the more
I want to believe it.
No.217なのか？ No.237なのか？ ストリーにのめり込むと頭が痛くなってしまうロッキー山上にあるホテル、オーバールック... その世界観でも取り上げられた異空間の曖昧な狭間に幼いダニーは迷子に... またテレビシリーズ「The Outer Limits」の "The Borderland" では、愛する息子へ会いに行く、哀しい父親の別次元への無謀な挑戦... etc. 　この二つの悲しい物語と同じようにテクノロジーとアフターライフという来世の不吉な次元を繋げる不安定な交差点が人を狂わす場としてハウスナンバー44が存在し、そこで繰りひろげられる恐怖絵巻の数々... それをジャンプ・スケアーとして特化した形で恐怖を蘇らせている... 清水監督による「THE JUON/呪怨(2004)」との違いなんて意味はしないけど... 清水監督の「THE JUON・・・」を思い起こすと最初は、ショッキングな飛び降り自殺から始まる無機質で無感情を思わせる演出から始まり、日本を舞台にしている陰湿な雰囲気も伴い、あの肝心かなめの個性派幽霊、俊雄君が出ていない分、この映画では、何か物足りなさを感じるかもしれない.... でも、しかし...

Will you feed me?
William, my... He always used to feed me. ..Will you help me, please?
この映画「ザ・グラッジ・・」は脇を固めている役者さんたちがいい仕事をしている...　「ダイ・ハード2」ではマーシャルアーツのカタを全裸で披露をしていたスチュアート大佐をはじめ、悪役が多かったけど最近はいたって堅物な真面目な役がやっと回ってきたウィリアム・サドラーや怪奇映画やホラー映画にはご飯の友と同じようになくてはならない方... この道45年の大ベテラン、リン・シェイ女子... 彼女は、いつものようにホラー映画を独特な演技力で盛り上げてくれている。でも個人的な事として、映画「The Final Wish (2018)」で見せた厚化粧とノースリーブからはみ出た二の腕をワザとウチワのようにブルブルと見せているキショイ感・異色感はこの映画ではなかったので少し残念なところ... 忘れていけないのが、何と言ってもナイスガイを演じさせれば右に出る者のいない方... この人がいないと宇宙船は動きませんから..　カトー改めヒカル・スールーことジョン・チョー... 彼って案外、芸歴が長く、年もいっているのね？　でも彼がいてこそ映画全体が締まり、その上、見た目も感じが良くなる。ホラー映画なのに？　　そんなわき役さんが活躍を見せている中、主演を演じたアンドレア・ライズボローが、前述通り、前回の映画「ナンシー」よりも痩せていて、これじゃ負の塊のような悪霊と対峙するなんてトテモトテモ... 序盤から白旗をあげている感じに見えるし、それでは相棒のベテラン、グッドマン刑事はどうかというと... 役を演じているデミアン・ビチルにいたっては、この人がアカデミー賞ノミニーだなんてウッソと思えてしまうほどのカチコチな演技力。何よりも気になったのが、泣きっ面に蜂のように悪いことは重なるもんで、サウンドエフェクトにいたっては、なじめないだけでなく終始、耳障りとなっていた... そんなこんなでタマにキズってか？

He worked a case here before we moved in. Now he won't leave
us alone. A case? I hope it wasn't a murder.　・・・・・　Oh, God. It
was, wasn't it?
この映画「ザ・グラッジ・・・」を例えて、"職人のシェフがシリアルを作っているような映画"、"想像力の浪費"、"J-ホラーの沈殿物"なんて、上手く揶揄されている映画だけど、言われるほど悪い印象はなく、多くのアート・ハウス・フィルムとされる感動作やかなり投資をした映画でさえも、COVID-19の影響で公開を取りやめたり、ソフトやVODにスルーしてしまう、このご時世なのに、映画「ザ・グラッジ・・・」は興行的に順調だし、VODになってからも、その注目度からレビューは5,000件を優に超えている。

2004年の「THE JUON/呪怨」と本作は、ラストのシーケンスがどことなく似ているような似ていないような... そんな終わり方をしていたけど、この映画のニコラス・ペッシェ監督さんとは、前回の映画「ピアッシング」でも感じていた事... この人の映画は合わないと... 何故なら、大団円も終わり、エンドロール・クレジットも始まろうとした時に、画面がマルドゥーン刑事の家の正面に切り替わり、ずぅ～と映していたのでまた何か起きるのではないかと期待して待ち構えていると、何にも起こらず、そのまま終了... そんなこんなで監督の悪意さえも感じてしまう。自分自身の嫌らしさであり、出歯亀根性であり、浅ましさであり、情け無さを嫌というほど味わわさてくれている... まあ～ぁ、自身が悪いのだけれども、そんでも嫌な感じ！
それとジャンプ・スケアなんて、もうないだろうと気を抜いているとラストも近くなった時に2度ほどドキッとさせられ、引っかかってしまいました。

ホラー好きなら観ておくべきかと思います。大変人気があるのでまだまだ作られそうですね。恐い映画ですし脅かす場面もあります。目新しいものは無いかと思います。

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1番怖かったのは…

ミセス・マシソン！笑

＊ちなみに、ロッテントマトの評価は、20%と超低い…(大丈夫か？この映画…笑)。

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公開規模が小さい事やイオン配給の急遽組み込まれた作品と言うこともあってあまり期待はしていなかったが、思ってたよりかは面白かったかなと言うのが率直な感想である。
というのも日本のホラーをリスペクトしているのが伝わり日本人としてやはりその辺りは嬉しく思い気分が高揚して見ることができる。

ストーリーは普通といったところか。日本の怪奇現象が起きているいわゆる事故物件に住んでいたランダースがアメリカに戻る際にその家に取り憑いて霊を持ち帰ってしまい、帰国後霊の祟りのせいで一家を殺害しそして自殺し、残された家は呪われた家として残る。
その呪われた家に踏み込んだ者は必ず怪奇現象により無惨な死を迎えたこの世を去る。

その呪われた家に踏み込んだ数人の被害者の死を作中で描かれているだけであり特に事件を解決してり呪怨の存在を追求したりする事はない。
上でも述べたように日本のホラーをリスペクトしてるのが伝わるため、日本ホラー特有の恐怖感はそれなりにあるが過度に期待してしまうと肩透かしを食う場合もある。程々の期待ならそれなりに恐怖感は楽しめるのではないか。グロさはそこまでないように感じる。

最後は主人公のマルドゥーン刑事も最呪われた家を焼き尽くす事で呪怨から解かれと考え行動に移すが、結局取り憑かれた霊から逃げることはできないところでこの作品は終わる。
その為この作品の主人公のマルドゥーン刑事とその息子の結末を確固たる描写として描かれず終わったのは個人的には消化不良。(自分の中では死ぬんだろうなと解釈はしているが…)

今は新作が極めて少ない為、新作を映画館で見れるだけ貴重であり、それなりに恐怖感を楽しめる作品だとは思うが、全体的には今ひとつだったかなというのがこの作品の感想ではある。