雨降って、ジ・エンド。
プロット
日本
02月10日 台灣上映
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2023/24 ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」
プロット
イギリス
02月16日 台灣上映
マダム・ウェブ
プロット
アメリカ
02月23日 台灣上映
シノアリス 一番最後のモノガタリ
プロット
日本
02月23日 台灣上映
K‐9 L.A.大捜査線
プロット
アメリカ
02月23日 台灣上映
ホビッツベイ
プロット
ニュージーランド
02月23日 台灣上映
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羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来評論(20)
緑豊かな山で暮らす黒猫の妖精・ロシャオヘイ。
そこは妖精や動物たちの楽園だったが、あるとき、人間たちの手によって開発され、シャオヘイは山を追われ、街で暮らすようになった。
そんなとき、人間たちから追われていたシャオヘイを救ったのが、妖精の仲間フーシーたち。
シャオヘイはフーシーと旅をするが、そこへ強力な術を使う人間ムゲンが現れ、シャオヘイをさらってしまう。
ムゲンはシャオヘイを「館」という場所へ連れていこうとするが、フーシーたちもシャオヘイを取り戻そうとする・・・
というところからはじまる物語。
妖精と書いたが、日本の感覚では妖怪・もののけに近いかもしれません。
妖怪vs.人間のような構図なのだけれど、物語的にはちょっとヒネってありますが、オーソドックスな展開といえるでしょうね。
ムゲンに連れられたシャオヘイが、ジタバタするうちにムゲンの手から、自身が持つ力を目覚めさせられたりするあたりは、『西遊記』の変型っぽい(最終的な決着も含めてですが)。
と、中盤は、のんびりした旅ものですが、前半と終盤に一大アクションシーンがあります。
後半は都市部の別世界でのパワー合戦になるのですが、ここいらあたりはヒーロー映画の趣かしらん。
途中、『AKIRA アキラ』を彷彿とさせるような画も登場します。
ものすごく面白い、絶賛、というわけにはいかないですが、なかなか愉しめる出来でした。
なお、中国語のアフレコはいまいち、字幕は時折、読み切れないうちに消えたりするので、よくわからないところも少なくなかったです。
中国のアニメですが、日本人受けする絵柄でした。
主人公の小黒(シャオヘイ)はめたくそ可愛いし、周りはイケメンだらけです。ありがとうございます。
ウワサのアクションも、スピード感、カメラワーク共にとても良かったです。
アクション好きならぜひ見ていただきたい。
ワクワクすること間違いなしです。
内容は、イケメンがいっぱいの平成狸合戦ぽんぽこ。
基本はシリアスなお話なのですが、監督さんが定期的にギャグ入れないと死んじゃう病の方なのか、どんなにシリアスな場面でもギャグが入ります。
なので、結構ギャグなんだなと思って鑑賞されたほうが良いかもしれません。
単館上映のみでなかなか見られないのが残念ですね。
もっともっと皆さんに知っていただきたい作品です。
妖精のみの世界を獲得しようとする妖精至上主義のフーシー(風息)が子猫の姿をした妖精のシャオヘイ(小黒)を助けて仲良くなったところから物語は始まる。そこに執行人と呼ばれるムゲン(無限)が現れて、フーシーからシャオヘイを奪って第二幕へと進んでいく。
ムゲンが所属する『館』と呼ばれる組織が、妖精にとって好意的な組織なのか敵対する組織なのは序盤では、はっきりしないが、徐々にわかるストーリーになっている。この作品は、独特の用語や世界観があって面白い。妖精はそれぞれ『属性』を持っていて、シャオヘイであれば、金属性らしく、金属を操ることができる。また、妖精が自分の妖力の支配下にある『領域』という空間を持つことができ、この『領域』では、絶対的な優位に立てる。
『羅小黒戦記』はとにかく、バトルシーンの躍動感、立体感、スピード感がすごい。いつの間にか日本のレベルに追いついてきている。それだけでなく、南宋絵画の雰囲気をもった幻想的なアニメーションもオリジナリティがあってとても引き込まれる。
ちょっと残念なのは、妖精至上主義と人間共存主義の対立軸が不鮮明というか、妖精至上主義にどうしても感情移入がいってしまう構図になっているので、ちょっとスッキリしない部分もある。それ以外は、最後まで惹きつけられる内容で、これからの中国アニメに期待したい。
結果、こんなにあっという間の時間を爽快に心満たされて過ごせた映画は久しぶりでした。素晴らしいクオリティ!!
シナリオ、世界観、キャラ設定・運用、アクション、スピード感、カメラアングル、カッコいいとカワイイのブレンド具合、ともに素晴らしいと思いました。
極悪一辺倒の敵役はなく、心底からの外道がいないところも観ていて気持ちがいい。
声優さんのクオリティは正直わからないはずなのですが、後半は字幕で観てることを忘れ日本語に吹替られていたような錯覚を起こすほど没入できました。
唯一、キャラの名前が頭に入ってきにくいのは、こちら側の脳ミソキャパの問題(笑)
視聴後は、多幸感とともに『これは「アニメは日本の文化」「クールジャパン」「日本のアニメは世界一」などと慢心していると、あっという間に追い抜かれるぞ』という危機感すら感じて帰ることとなりました。
生まれて初めての中国アニメがこの映画でよかったです。この先、食わず嫌いが減りそうです。
そして日本のアニメ産業にも引き続き世界トップレベルで頑張って貰えるために、公式にお金がちゃんと入るように意識にして行動しようなどと思う副産物まで頂いて来ました(笑)