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ミッドナイトクロス評論(10)
何度観ても感嘆する。
雑誌の連写をカメラで撮ってもあんなふうには音が合わないと思うのだけど、そこはそれで自作感がよかった。警戒心がなさすぎな感じもしたけど、彼も彼女もそんなに頭がよくないところとバランスが合っていたかもしれない。長回し撮影でカメラが室内をぐるぐる回るのも楽しかった。
クライマックスのパレードとジープが暴走するのと殺人と高いテンションの音楽が見事にはまっていて興奮した。
タランティーノがデ・パルマの影響を受けてて、特にこの映画が好きだっていう話だけど確かにタランティーノっぽく感じるシーンがいくつかあった。特に駅のバーで二人の喋るシーンのその話のくだらなさとかはタランティーノ得意の無駄話演出に通ずるものがあると思った。
途中あまりにもドラマチック過ぎるデ・パルマっぽいカメラワークに少し笑っちゃったりもしたけど予測のつかない画面作りは見てて楽しいし長回しでカメラがグルグル回り続ける所とかは おぉ! となった。
そしてラストシーンにそれまでは可笑しくて仕方なかった悲鳴のシーンが一気に切ないものに変貌する辺りとかは すごい! という言葉に尽きる
さて本作のストーリーは、ヒッチコックが得意としていた巻き込まれ型のサスペンスを模写したものでしたが、トラボルタ演じる主人公の職業が、B級映画の音響効果マンと言うところが、一番の妙味ではないだろうか。随所にその設定がうまく生かされていたように思う。
また 、トラボルタとナンシー・アレンは『キャリー』以来の共演でしたね。
ヒーローになれなかった主人公の喪失感と最後の一言が深い余韻を残します。